水谷勇夫と舞踏

栄駅 | 愛知県美術館
開催期間:2020.04.03~2020.05.31 開催終了

本展は名古屋を拠点に活動した画家・水谷勇夫(1922-2005)が制作した、大野一雄(1906-2010)の舞踏公演『蟲びらき』(1988年、スタジオ200・東京/1990年、七ツ寺共同スタジオ・名古屋)の舞台装置を再現するものです。

 

水谷は、舞台芸術の分野とも深く関わった画家です。「舞踏」(暗黒舞踏)の創始者とされる土方巽(ひじかたたつみ)(1928-1986)の初めてのリサイタル公演「土方巽DANCE EXPERIENCEの会」(1960年、第一生命ホール・東京)で舞台装置を手がけたのは、水谷でした。

 

『蟲びらき』は、1986年に亡くなった土方の追悼を意図する公演でした。1960年の舞台は、ソーセージ状に丸めた新聞紙に胡粉、墨汁を撒き散らしたものだった、と伝えられています。『蟲びらき』でそれは、舞台のみならず客席側の壁面もアクション・ペインティングを想起させる筆致で埋め尽くすという、より踏み込んだ展開となっています(今回は舞台とその側面を主に、約半分の空間を再現)。

 

今回の再現展示で、水谷が意図したであろう、それぞれの装置が有機的に関係することで生まれる、舞台空間の躍動感やダイナミズムを体感していただければ幸いです。

展覧会名

水谷勇夫と舞踏

会期

2020.04.03~2020.05.31 開催終了

開館時間

10:00〜18:00
金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)

休館日

毎週月曜日、5月7日
※ただし、5月4日は開館

入場料

一般500(400)円、高校・大学300(240)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※本展はコレクション展の一部です。企画展の観覧券で、コレクション展もご覧いただけます。

会場

愛知県美術館

住所

〒461-8525 
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2

お問い合わせ

052-971-5511(代表)

アクセス

地下鉄東山線・名城線「栄」駅/名鉄瀬戸線「栄町」駅下車、徒歩3分
(オアシス21から地下連絡通路または2F連絡橋経由)

主催

愛知県美術館

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