展覧会レポート
2020.7.3
世界の第一線で活躍し続ける写真家
森山大道がとらえる東京とは
東京都写真美術館にて「森山大道の東京 ongoing」が開催中です。
森山大道は、スナップショットの名手として広く知られる、日本を代表する写真家です。
本展は「ongoing=進行中、進化し続ける」がテーマです。1960年代のデビュー以来、世界の第一線を駆け抜けてきた森山大道がとらえ続けてきた街・東京を、カラー・モノクロを中心に紹介します。
展示風景より『Lips』
白と黒のはっきりとしたコントラストや、写真界に衝撃を与えた「アレ・ブレ・ボケ」は、森山大道を代表する表現のひとつです。
森山は、アンディ・ウォーホルから影響を受けているそう。壁一面に広がる『Lips』は、転写や量産を用いたウォーホルの表現を思わせます。
展示風景
こちらは東京で撮影された白黒写真のスナップショット。森山を代表するシリーズ、『Pretty Woman』と『記録』がずらりと並びます。
森山は1964年のデビュー以来、東京の様子を撮り続けています。コアなスポットから身近な繁華街まで、東京の風景を改めて新鮮に感じることができます。
展示風景
「モノクロ写真」というイメージを持たれることの多い森山ですが、近年ではカラー写真も数多く制作しています。
独特の鮮やかな色彩や、リップ、マネキンなどの繰り返し登場するモチーフが印象的です。モノクロ写真との対比を楽しみたいですね!
森山大道『東京ブギウギ』より 2018年 ©Daido Moriyama Photo Foundation
新しい作品を発表し続け、今なお観る人の心を引きつける森山大道。
会期中は、個人写真誌『記録』の最新号からのプリント作品を展示し、継続的に展示替えも行われます。
森山大道がとらえる「東京」を、堪能してみてください。
Information
展覧会名:森山大道の東京 ongoing
会場:東京都写真美術館 3階展示室
会期:2020.06.02〜2020.09.22
公式サイト:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3813.html
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施します。
ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。
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〆切は7月22日23:59まで!
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Editor | 三輪 穂乃香