黒川弘毅《EROS 72》2009年 平塚市美術館蔵
小田薫《トキノクラ》2009 年 平塚市美術館寄託
保田春彦《囲いのなかの球・ある記念碑のために》1993年 平塚市美術館寄託
平塚市美術館のメインテーマとして「湘南の美術・光」があり、館内には陽光のさし込む高さ11 メートルのテーマホールが設けられています。
一方当館では様々な素材と作家の感性による彫刻や工芸作品を幅広く収蔵しており、それぞれが個性的な輝きを放っています。そこで本展では、11人の作家の多様な立体作品のそれぞれに光をあて新たな発見が出来るようにという意図で22点の作品を展示します。
ミニマルアートを標榜した湯原和夫、構築的で空間的な構成を示した保田春彦、人型に掘った砂にブロンズを流すという原初的な制作方法に彫刻の意味を問う黒川弘毅、萩焼を代表する三輪龍氣生(12代休雪) の大作、工芸を出自として物を収納するかたちを追求した辻協、小田薫、様々な素材を組み合わせて制作した林辺正子、さらに西洋の造形思考によるホセ・デ・リベラ、パウル・ヴンダーリッヒといった幅の広い作域の作品による「饗宴」をお楽しみください。
また「彫刻たち」という呼び名は、様々な野外彫刻や人物、動物などの彫刻に愛着を込めて使われた例があります。本展ではあえて焼物や鍛金、ファブリックなどの工芸作品も含め、見る人に楽しんでいただくことを願い「彫刻たちの饗宴」としました。
ぜひ再開した美術館ともども平塚の「彫刻たち」をご堪能ください。
彫刻たちの饗宴
2020.06.16~2020.12.06
開催終了
9:30〜17:00(入場は16:30まで)
月曜日(ただし、8/10、9/21、11/23は開館)、8/11(火)、9/23(水)、11/24(火)
無料
平塚市美術館
〒254-0073
神奈川県平塚市西八幡1丁目3−3
0463-35-2111
JR東海道線平塚駅(東口改札)北口よりバス、または西口から徒歩約20分。
平塚市美術館