小林耕平《東・海・道・中・膝・栗・毛》 2016 年
ヴィデオ・インスタレーション 撮影:中川周
©Kohei Kobayashi, Courtesy of ANOMALY
鈴木基真 untitled 2007 年
木彫、台座 720.0×270.0×175.0cm 撮影:加藤健
©Motomasa Suzuki, Courtesy of Takuro Someya Contemporary Art
森田浩彰《Mobile Catalogue (Converse All Star)》2017 年
ミクストメディア サイズ可変 撮影:松尾宇人
©Hiroaki Morita, Courtesy of AOYAMA | MEGURO
後藤映則《toki- WALK #01》2015 年
ナイロン 41.0×41.0×10.0cm
杉浦藍《Spatial drawing》2017 年
スチール、合板、石膏、塗料、壁紙 撮影:加藤健
©Ai Sugiura
私たちが生活する「部屋」には、家具や日用品といった見なれた事物が遍在すると同時に、目に見えない時間や記憶が折り重なり、私的な気配が漂います。そして内的な部屋と接する「庭」は、外的空間へと接続する中間域であり、外と内への視線が交じりあう曖昧な領域として、世界と私たちを不確かに隔ちます。部屋は内的な小宇宙を包みこむ容れ物のように、庭はその先にある外界との距離を確かめる隙間のように、私たちの世界をかたどる形式として、存在しているといえるでしょう。
本展では「部屋と庭」をめぐり想起される様々な事象――日用品と記憶、時間と痕跡など――を起点として、現代作家7名の多様な表現が集います。彼らの作品によって織りなされた「隔たりの形式」は、見過ごしがちな日常の風景のなかで、大きく揺らぎ、かたちを変えていく世界の姿を再認識するひとつの試みとなりえるかもしれません。
企画協力:松浦寿夫(武蔵野美術大学 美学美術史研究室教授)
部屋と庭 隔たりの形式
―武蔵野美術大学教員による小企画
2020.11.30~2020.12.19
開催終了
10:00~18:00 (土曜日は17:00閉館)
日曜日
無料
武蔵野美術大学美術館 展示室1
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
・JR中央線「国分寺」駅で西武国分寺線「東村山」行に乗換、「鷹の台」駅下車徒歩約18分
・JR中央線「国分寺」駅北口徒歩3分「国分寺駅北入口」バス停より「武蔵野美術大学」行または「小平営業所」行に乗車、「武蔵野美術大学正門」下車(バス所要時間:約20分)
・JR中央線「立川」駅北口(5番乗り場)より「武蔵野美術大学」行に乗車、「武蔵野美術大学」下車(バス所要時間:約25分)
※ お車でのご来館はご遠慮ください。
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