良寛「自画像賛 四月朱名節」江戸時代19世紀 個人蔵
良寛「和歌 貞心尼に代てよめる」文政11年(1828)個人蔵
良寛「漢詩 草庵雪夜作」天保元年(1830) 個人蔵
良寛(1758-1831)は、江戸時代後期の詩歌・書に優れた托鉢僧で、「良寛さん」と呼ばれ親しまれています。越後出雲崎の名主橘屋の長男として生まれ、一時は名主見習となりますが、18歳で出家し、修行ののち諸国を行脚して帰郷。国上山の中腹にある五合庵や乙子神社の草庵に住庵しました。生涯寺を持たず、名利にとらわれぬ生活を送り、清貧の中で生きとし生けるものすべてへの愛を失わず、子どもと戯れ、友と語り、和歌や漢詩を詠み、書に興じた人でした。
そうした良寛の生きざまや遺墨は、いまも多くの人々の共感を呼び、魅了し続けています。
本展は、2018年に開催した春季展「心のふるさと良寛」の第2弾として、日本有数の良寛コレクター秘蔵の遺墨を中心に、新たにそのコレクションに加えられた作品を展示します。日本人の「心のふるさと」と評される、良寛のあたたかな書と芸術をご堪能ください。
令和3年度初夏展
心のふるさと良寛 Ⅱ
2021.04.24~2021.08.01
開催終了
10:00~16:30 (最終入館は16:00まで)
毎週月曜日、6/29
一般1,000円、シニア(70歳以上)800円、大学・高校生500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
永青文庫
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