橋本関雪 「武陵漁父」 昭和10年(1935)
足立美術館蔵
川合玉堂 「雪降る日」 昭和30年(1955)
足立美術館蔵
絵画を鑑賞する際、絵の中に入り込んだ気分になって作品を見ると、いつもとは違った新鮮な感覚で向き合うことができます。
例えば、風景画に小さく添えられた人物の目線になってみると、まぶしい光や爽快な気分を味わえたり、色とりどりの花が描かれた作品では、目の前に漂う花の甘い香りが感じられたりします。水辺の風景を描いた作品からは、冷たい空気や水の音なども伝わってくるでしょう。絵の中に自分を置き、中から作品を見わたすことによって、視覚だけではなく五感を使って鑑賞することができ、作品の新たな魅力や、そこに込められた画家の想いに気づかされるのです。
本展では、雄大な山々、のどかな田園風景、人が行き交う街角、画家が思い描いた想像の風景など、様々な景観が描かれた日本画が展示されます。絵の中を散歩するように、想像を膨らませながら日本画の世界をお楽しみください。
冬季特別展
「日本画散歩」絵の中に入って楽しむ
2021.12.01~2022.02.28
開催終了
9:00〜17:00
年中無休
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円(全館鑑賞可)
足立美術館 本館 大展示室
〒692‐0064
島根県安来市古川町320