《菩薩半跏思惟像》(国宝) 飛鳥時代 中宮寺蔵
《文殊菩薩立像》(重要文化財) 鎌倉時代 中宮寺蔵
提供:奈良国立博物館(撮影:森村欣司)
《南無仏太子立像》 鎌倉時代 中宮寺蔵
提供:奈良国立博物館(撮影:森村欣司)
奈良・斑鳩の法隆寺の東に位置する中宮寺は、聖徳太子の御母・穴穂部間人皇后(あなほべのはしひとこうごう)崩御の後、その住まいを聖徳太子が寺院にされたと伝わります。
鎌倉時代の信如(しんにょ)尼による復興を経たのち、室町時代には宮家の王女を迎える尼門跡(あまもんぜき)寺院となりました。現在も大和三門跡に数えられる現存最古の尼寺として、また、二件の貴重な国宝を伝える寺院として知られています。そのひとつである本尊の《菩薩半跏思惟像》は飛鳥時代の最高傑作であり、わが国を代表する仏像としても名高いものです。本展において、東日本大震災から10年を迎える被災地の復興を祈念して、東北地方で初めて公開されます。
さらに、もうひとつの国宝である《天寿国繍帳》(てんじゅこくしゅうちょう)を複製等によって紹介するほか、珍しい紙製の仏像である《文殊菩薩立像》(重要文化財)や金地に色鮮やかな花鳥が描かれた華麗な襖絵など、歴代の門跡、尼僧らによって守り伝えられてきた寺宝の数々を展示いたします。
この機会に国宝《菩薩半跏思惟像》をはじめとする中宮寺に伝わる貴重な寺宝をぜひご覧ください。
東日本大震災復興祈念
奈良・中宮寺の国宝展
2020.11.12~2021.01.12
開催終了
9:30~17:00(発券は16:30まで)
毎週月曜日(ただし11月23日、1月11日は開館)、11月24日(火曜日)
年末年始(12月28日-1月4日)
一般1,500円、学生1,300円、小・中・高校生 750円
宮城県美術館
〒980-0861
宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
仙台市営地下鉄東西線「国際センター駅」西1出口から北へ徒歩7分
「川内駅」北1出口から東へ徒歩7分。
宮城県美術館、中宮寺、日本経済新聞社、河北新報社、tbc東北放送