歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」
錦絵 江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵(前期展示)
歌川広重「東海道五十三次之内 庄野白雨」
錦絵 江戸時代(19世紀)
和泉市久保惣記念美術館蔵(後期展示)
歌川広重「東都名所 吉原仲之町夜桜」
錦絵 江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵(後期展示)
葛飾北斎「富嶽三十六景 江都駿河町三井見世略図」
錦絵 江戸時代(19世紀)奈良県立美術館蔵(後期展示)
歌川広重(1797-1858)は、江戸時代末期に浮世絵風景画の名手として活躍した浮世絵師です。代表作の「東海道五十三次之内」(保永堂版五十三次)は、一説によれば、広重の東海道中の体験をもとに描いたと伝わります。その旅情溢れる浮世絵は江戸時代の人々の人気を集めました。
広重の「名所江戸百景」は、江戸人の広重が晩年に描いた「江戸」の名所絵です。浮世絵は庶民が気軽に入手できる大量生産の版画で、描かれる対象は庶民の暮らしや関心事に密着していました。「名所江戸百景」は、江戸の人々が自分たちの生きる都市の「名所」を再確認する浮世絵だったのでしょう。
本展では、広重が描いた「名所江戸百景」を前期・後期に分けて全点展覧します。また、近隣の美術館の協力のもと、広重の「東都名所」シリーズや「東海道」シリーズを展示に加え、江戸の人々も夢中になった広重の浮世絵風景画の魅力を紹介します。
併催の「新収蔵品・新寄託品を中心に」では、近年同館所蔵・寄託となった作品のうち、初公開の作品を含む絵画、彫刻、工芸、版画作品を展示し、同館の活動の一端も紹介されます。
※前後期で展示替えあり。
前期:1/16~2/14
後期:2/16~3/14
企画展「歌川広重の名所江戸百景
併催:新収蔵品・新寄託品を中心に」
2021.01.16~2021.03.14
開催終了
9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
毎週月曜日(ただし、3/1、3/8は開館)
一般 400円、大・高生 250円、中・小生 150円
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、団体割引の設定はありません
※65歳以上の方、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方 1人、外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方は、無料
奈良県立美術館
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町 10-6
・近鉄・奈良駅 1番出口から奈良公園に向かって徒歩5分
・JR・奈良駅 東口バス乗り場から奈良交通バスにて5分「県庁前」下車 100メートル
奈良県立美術館