枝垂桜柳蒔絵中棗 MIHO MUSEUM
籬秋草桔梗紋散蒔絵厨子棚 MIHO MUSEUM
蒔絵とは、漆器の表面に金粉を蒔いて煌びやかに装飾する技法です。中世までは貴族など特権階級のものでしたが、桃山時代に入ると大名や有力商人が好み、やがて町衆の間にも流行しました。
本展は、蒔絵が大きく展開・深化した近世初頭から江戸時代前半の作品を中心に、新興の蒔絵屋と伝統的な蒔絵師という二つの流れを紹介し、続く名工誕生の時代までを展観します。なかでも幸阿弥派・五十嵐派による大名調度品の精緻で重厚な高蒔絵や、数寄茶人愛玩の嵯峨棗の名品の数々は、本展の大きな見どころです。日本で独自に発達した蒔絵の魅力をどうぞお楽しみください。
夏季特別展「蒔絵の時代―高台寺蒔絵と名工の誕生」
2021.07.17〜2021.08.22
10:00〜16:00(入館は15:00まで)
月曜日(ただし、8/9は開館)、8/10
本展は【事前予約制】です。ご来館前に必ず、美術館公式サイトより日時指定券付入館チケットの購入、または日時指定券の入手をお願いします。
一般 1,300円、高・大生 1,000円、中学生以下無料
※20名以上の団体は各 200円割引
※来館されるすべてのお客様は、事前予約が必要となります。
MIHO MUSEUM
〒529-1814
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷 300
・JR「石山駅」より帝産バス「ミホミュージアム」行に乗車で、約50分
・新名神高速「信楽IC」より約15分、同「草津田上IC」より約20分、名神高速「栗東IC」より約30分、名阪国道「壬生野IC」より約35分