伊勢物語図色紙「布引の滝」 伝 俵屋宗達
ミネアポリス美術館蔵
The John R. Van Derlip Fund
Photo: Minneapolis Institute of Art
花鳥図屏風 雪村周継
ミネアポリス美術館蔵
Gift of funds from Mr. and Mrs. Richard P. Gale
Photo: Minneapolis Institute of Art
アメリカ中西部ミネソタ州最大の都市ミネアポリスにあるミネアポリス美術館(Minneapolis Institute of Art:通称Mia〈ミア〉)は、1883年に実業家ら25人のミネアポリス市民が「芸術を生活の中に取り入れること」を目的として設立した美術協会を前身として、1915年に開館しました。
同館のコレクションは、古代から現代にわたる世界中の美術品約9万点を数え、中でも2,500点の浮世絵をはじめとする9,500点に及ぶ日本美術コレクションは、質・量ともに欧米屈指との高い評価を得ています。日本美術に魅せられた多くのアメリカ人篤志家の寄贈により形成されたコレクションは、近年ではクラーク・センターやバーク財団から絵画、工芸品などが寄贈されるなど、今なお成長を続けています。
本展は、同館の日本美術コレクションの中から、初の里帰り作品を含む92件を選りすぐり、中世から近代にわたる日本絵画の変遷を辿ります。水墨画・やまと絵・琳派・狩野派・文人画(南画)・奇想派・浮世絵・近代絵画と、江戸絵画を中心に日本絵画史の主要ジャンルをほぼ網羅した展示となります。雪村周継、狩野山楽、狩野山雪、俵屋宗達、伊藤若冲、与謝蕪村、曾我蕭白、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、酒井抱一、谷文晁、狩野芳崖、河鍋暁斎など、時代を彩った人気絵師たちの競演をどうぞお楽しみください。
秋季特別展「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」
2021.09.18~2021.12.12
開催終了
10:00〜16:00(入館は15:00まで)
月曜日(ただし、9/20は開館)、9/21
一般 1,300円、高・大生 1,000円、中学生以下無料
※来館されるすべてのお客様は、事前予約が必要となります。
※事前予約に統一するため、各種提携割引の適用ができません。
MIHO MUSEUM
〒529-1814
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷 300
・JR「石山駅」より帝産バス「ミホミュージアム」行に乗車で、約50分
・新名神高速「信楽IC」より約15分、同「草津田上IC」より約20分、
名神高速「栗東IC」/京滋バイパス「瀬田東IC」より約30分、名阪国道「壬生野IC」より約35分
MIHO MUSEUM、ミネアポリス美術館、読売新聞社
【東京会場】2021年4月14日―6月27日 サントリー美術館
★東京会場の展覧会レポートはコチラ!
【福島会場】2021年7月8日―9月5日 福島県立美術館
【滋賀会場】2021年9月18日―12月12日 MIHO MUSEUM
【山口会場】2022年3月1日―4月17日(予定) 山口県立美術館