展覧会レポート
2021.1.19
原画やスケッチ約200点を展示!
日本初の本格的なアーノルド・ローベル展です
企画展 「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展 展示風景
ユーモアたっぷりな仲よしコンビ「がまくんとかえるくん」で知られる絵本作家、アーノルド・ローベル(1933-1987)。
ローベルは、幼い頃から絵やお話づくりが得意で、54年の短い生涯を閉じるまでのあいだに、約100冊の絵本を世に送り出しました。
本展は、エリック・カール絵本美術館との共同企画で、「がまくんとかえるくん」を中心とする約30冊の絵本を、原画やスケッチ約200点とともに紹介する展覧会です。
絵本「がまくんとかえるくん」
1970年、『ふたりは ともだち』からスタートした「がまくんとかえるくん」シリーズ。
深い友情で結ばれたふたりのかえるのお話は、今なお世界中の人々に愛されているローベルの代表作です。
(左から)『ふたりは いっしょ』表紙下絵/『ふたりは いっしょ』第2話「はやく めを だせ」原画(左から:緑版・茶版・墨版)
「がまくんとかえるくん」シリーズの4部作『ふたりはともだち』、『ふたりはいっしょ』、『ふたりはいつも』、『ふたりはきょうも』から、スケッチ約100点を展示。こちらは日本初公開となる貴重な展示です。
企画展 「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展 展示風景
ローベルの絵本制作の舞台裏が分かる展示になっています!
ぜひじっくりとご覧ください。
隠れた名作のスケッチや原画も!
「がまくんとかえるくん」シリーズだけではない、ローベルの隠れた名作の原画やスケッチもあわせて展示されています!
企画展 (左から)Petrouchka(ペトルーシュカ/未訳)1955年頃/ジャイアント・ジョン 1984年
『Petrouchka(ペトルーシュカ)』(写真左)は、ローベルが学生時代に作ったと考えられている、手作りの試作本です。
題材は、ストラヴィンスキーによるバレエ演目「ペトルーシュカ」。人形のペトルーシュカに命を吹きこみ恋を知る物語です。ローベルはその様子を、素朴であたたかみのあるタッチで描いています。
ローベルは、この試作本やスケッチなどでポートフォリオをつくり、仕事を求めて出版社をまわったそうです。
グッズや嬉しい展覧会特典も!
見ごたえバツグンの図録や、かわいいオリジナルグッズもPLAY! SHOPで販売されています。
展覧会の思い出に、購入してみてはいかがでしょうか?
あわせて、来場者特典として「特製封筒入りオリジナルカード」(4種から1種をランダム)が配布されます。
「がまくんとかえるくん」が描かれたカードで、展覧会の感想を書いて、大切な人に送るのもいいかもしれません。
2月中旬からは、おはなしをモチーフにした「クッキー」が特典として配布されるそうです! こちらもお楽しみに!
ユーモアがあり、温かいローベルの世界に出会える本展。
会期終了後は、4/3~5/23にひろしま美術館へ、その後2022年春に伊丹美術館、東北へ巡回が予定されています。
OBIKAKE gifts
本展の招待券を5組10名様にプレゼント!
〆切は2021年2月10日23:59まで!
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アーノルド・ローベル展
2021.01.09~2021.03.28
開催終了
PLAY! MUSEUM
Editor | 静居 絵里菜
【編集後記】
心あたたまる「がまくんとかえるくん」シリーズの、制作の舞台裏など!
作者であるローベルさんにも迫った展覧会です。ぜひお近くの方は足を運んでみてください♪