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2021.1.14
桑久保徹の初の公立美術館における個展!
ゴッホなどの作品をオマージュした「カレンダーシリーズ」を展示
茅ヶ崎市美術館にて「桑久保 徹 A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12」が開催中です。
撮影:茅ヶ崎市美術館
桑久保 徹(くわくぼ とおる)は、神奈川県を拠点に活動する画家です。
油絵具を盛り上げるなどの古典的な技法やモティーフを用い、心象風景を現代的で物語性豊かに紡ぎ出す表現は、国内外で高い評価を受けています。
公立美術館初の個展である本展では、ムンクやゴッホなど美術史に輝く巨匠をオマージュした「カレンダーシリーズ」のほか、関連するドローイングが展示されています。
カレンダーシリーズ
《エドヴァルド・ムンクのスタジオ》 油彩・カンヴァス 2019年 個人蔵
桑久保が近年取り組んでいた、美術史に輝く巨匠をオマージュした「カレンダーシリーズ」がついに完結!
本作は、ムンク、ゴッホ、モディリアーニなど桑久保により選ばれた巨匠が12か月に当てはめられ、カレンダーの「月」に見立てられます。
《フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ》 油彩・カンヴァス 2015年 木俣博文氏蔵
181.8×227.3cmと大きなサイズのキャンバスに、巨匠の代表的な作品や心情風景などが散りばめられた物語性豊かな作品です。
ぜひ会場でお楽しみください♪
レコード付きのドローイング作品!
オリジナルのレコードを装着した「カレンダーシリーズ」に関連するドローイングも展示されています。
《ヨハネス・フェルメールのスタジオ-3月》 木炭、紙、LPレコード(日高理樹による《ヨハネス・フェルメールのスタジオ-3月》および桑久保徹のための楽曲入り) 2016年 作家蔵
作品の上部に額装されたレコードには、桑久保さんの友人である音楽家・日高理樹さんに制作を依頼したそう!
「カレンダーシリーズ」の各作家を題材とした音楽が録音されています。
美術史の巨匠をオマージュした、今までにない作品を紹介する本展。
会期は2月7日までなので、お近くの方はお見逃しなく!
all images:©︎Toru Kuwakubo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
photo by Kenji Takahashi
桑久保 徹
A Calendar for Painters without Time Sense. 12/12
2020.12.12~2021.02.07
開催終了
茅ヶ崎市美術館
※新型コロナウイルス感染症対策が実施されています。詳しくは美術館公式サイトをご覧ください。
発信元 | OBIKAKE編集部