ナニソレ
2021.3.14
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます!
A.アントワーヌ・ヴァトーは、フランスのロココ時代を代表する画家です。
ヴァトーは当時、フランスにおいて芸術の主流を担っていた「王立美術アカデミー」に認めてもらうために、伝統的な歴史画や物語画を描いていました。しかし、ヴァトーはそうした絵を描くのが苦手だったそう・・・。
二度出品し、どちらも落選してしまいます。
生活費を稼ぐために、戦争画を描き始めたところ、その絵を観た有力コレクターがヴァトーをアカデミーの準会員に推薦!
正会員に昇格するために代表作の《シテール島の巡礼》を出品します。 この作品を観た審査員は非常に驚いたそう!
アカデミー側は、ヴァトーのような作品をどのようなジャンルにするか迷い、「雅宴画(フェット・ギャラント)」という新しい用語を作り出しました。