鹿の生皮(きがわ)の乾燥工程
撮影地:兵庫県姫路市・大﨑商店 撮影:内田亜里
鹿の原皮(げんぴ)の脱毛工程
撮影地:兵庫県姫路市・大﨑商店 撮影:内田亜里
鮭皮靴(チェプケリ)
公益財団法人アイヌ民族文化財団 所蔵
丸木位里・丸木俊《原爆の図 高張提灯》1986年
武蔵野美術大学 美術館・図書館 所蔵
麻田鷹司《牛舎》1952年
武蔵野美術大学 美術館・図書館 所蔵
日本画の伝統的画材である膠(にかわ)は、絵具と支持体をつなぎとめる素材として、多様な表現を生み出しながら、連綿と続く日本画の系譜を支えてきました。しかしながら、今日において伝統的な手工業による膠の生産は途絶えています。
本展は、武蔵野美術大学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」の成果発表展として、膠づくりの歴史的・社会的背景を見つめ直す現地調査のドキュメントを中心に、実際の動物の皮といった実物資料、さらには同館所蔵の日本画等の膠を用いた作品表現を紹介します。動物の骨や皮を主な原料とする膠づくりの源流をたどる旅を通して、各地の動物資源の利用とその社会史、膠がつなぐ表現の諸相を多角的に見つめます。
膠を旅する——表現をつなぐ文化の源流
2021.05.10~2021.06.20
開催終了
10:00~18:00
※土曜日・特別開館日は17:00閉館
日曜日(ただし6/13と6/20は特別開館日)
無料
武蔵野美術大学 美術館・図書館
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