《釈迦三尊像》伊藤若冲筆 三幅 絹本著色
江戸時代 明和二年(一七六五) 相国寺蔵
《伊藤若冲像》久保田米僊筆 一幅 絹本著色 明治時代 相国寺蔵
《鹿苑寺大書院障壁画》 伊藤若冲筆 菊鶏図襖絵
五十面のうち 紙本墨画
江戸時代 宝暦九年(一七五九) 鹿苑寺蔵
《相国寺方丈杉戸絵》 原在中筆 鳳凰図 三十六面のうち 板地著色
江戸時代 相国寺蔵
《慈照寺境内図》 維明周奎賛 池大雅筆 一幅 紙本淡彩 江戸時代
慈照寺蔵
※5月12日(水)より、再開いたします。混雑時には、展示室内の入場制限が予定されています。詳しい情報は美術館公式サイトをご確認ください。
十八世紀の京都では、多くの絵師たちがその腕を振るいました。今回は相国寺と深いかかわりのある京の絵師たちの絵画を中心に展示を行います。
第一章では伊藤若冲の「釈迦三尊像」などの作品を通じ、相国寺の僧侶と絵師達の交流の軌跡を追います。特に京都市中の大部分を焼き尽くし、京都に大きな爪痕を残した天明の大火(一七八八年)関連の資料と、その後に再建された相国寺方丈を彩った、原在中による杉戸絵もご披露いたします。相国寺僧と京絵師たちの災害からの復興に向けた軌跡をご覧ください。
さらに第三章には相国寺派寺院を彩ってきた絵師達の個性あふれる名品のうち、鹿苑寺からは伊藤若冲の重要文化財、鹿苑寺大書院障壁画五十面を、そして慈照寺からは与謝蕪村の描いた方丈上官之間の障壁画「山水人物図」をご披露いたします。また、池大雅や円山応挙など、十八世紀の京都画壇を彩る絵師達の画技もあわせてご覧いただきます。
相国寺、鹿苑寺(金閣寺)と慈照寺(銀閣寺)を代表する近世障壁画を中心に、寺院空間を彩った作品群をお楽しみください。
Ⅰ期:2021年4月29日(木・祝)~7月25日(日)
Ⅱ期:2021年8月1日(日)~10月24日(日)
若冲と近世絵画展
2021.04.29~2021.10.24
開催終了
10:00~17:00(入館は16:30まで)
7/26~7/31は展示替のため休館
一般 800円、65歳以上・大学生 600円、中高生 300円、小学生 200円
※一般の方に限り、20名以上は団体割引で各700円
相国寺承天閣美術館
〒602-0898
京都府京都市上京区今出川通烏丸東入ル
・JR京都駅より
京都市営地下鉄「今出川駅」下車 3番出口から徒歩8分
・阪急電車烏丸駅より
京都市営地下鉄「今出川駅」下車 3番出口から徒歩8分
京阪電車「出町柳駅」3番出口より徒歩20分、または市バス
市バス 59・201・203 号系統「同志社前」下車 徒歩6分
市バス 102 号系統(洛バス)「烏丸今出川」下車 徒歩8分
相国寺承天閣美術館 日本経済新聞社 京都新聞