東京都庭園美術館 外観南面
東京都庭園美術館本館 次室 香水塔
アンリ・ラパン
《サント=ヴィクトワール山麓 2人の子どものいるプロヴァンス地方の風景》
1920-30年頃
リュシアン・ヴォージェル(編)「ガゼット・デュ・ボントン」 1924-25年
アンドレ・グルー(デザイン)、マリー・ローランサン(絵付)、
アドルフ・シャノー(制作)《椅子》 1924年頃
東京都庭園美術館は、緊急事態宣言の発出に伴う東京都の方針に則り、4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館いたします。
なお、今後の状況により、休館期間が変更となる場合があります。その場合は公式ウェブサイトやツイッター等で随時お知らせいたしますのでご確認ください。
ご利用の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本展は、1933年に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。これまで当館では、建物の歴史や室内装飾、建築素材や各部のディティールなど、異なったテーマを毎年設けつつ、多様な角度から建物公開展に取り組んでまいりました。本年、2021年は室内空間を演出する要素の一つである「色」を切り口に、アール・デコの色彩にスポットを当てます。
フランス滞在中、その様式美に魅せられた朝香宮夫妻は、帰国後自邸の建設に当たりアール・デコの精華を積極的に取り入れました。当時の最先端かつ最高級の素材や技法を用いて建てられた旧朝香宮邸には、漆喰天井の白色、漆が塗られた柱の黒色、建具に用いられたメタリックカラー、木材や石材の天然色、多彩なガラスが放つ透明感、そして窓辺から望む庭園の豊かな緑・・・華やぎと落ち着きを兼ね揃えたさまざまな色彩が存在し、約90年の時を経てもなお人々を魅了し続けています。
本展では旧朝香宮邸における色彩に改めて注目し、これまで培った調査研究の成果を公開するとともに、建物公開展では恒例となる邸宅空間の再現展示を行い、往時の趣を呼び起こします。また、新館ではアール・デコ期の絵画や書籍等を展示し、その色彩の特長を展観します。
皆さまの心に新たな彩りを添えるような機会になることを願い、展覧会を開催いたします。
建物公開2021 艶めくアール・デコの色彩
2021.04.24~2021.06.13
開催終了
10:00–18:00 (入館は閉館の30分前まで)
毎週月曜日 ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)は休館
一般 1,000円、大学生 800円、中高生 500円、65歳以上 500円
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料
東京都庭園美術館(本館+新館)
東京都港区白金台5-21-9
JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分
※白金台駅のエレベーターは2番出口にございます。
東京都
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