岩田藤七《貝》1962年
岩田久利《花器》1982年
岩田久利《コンポート》1983年
昭和初期、ガラスといえば食器や板ガラスなどの実用品や、硬質な切子ガラスなどの生産が一般的でした。そこで岩田藤七(いわた とうしち 1893-1980)は、宙吹き技法による熔けたガラス特有のやわらかな造形に豊かな色彩をまとった作品を発表し、日本のガラス工芸を芸術の域にまで高めました。さらに、長男の久利(ひさとし1925-1994)は、研ぎ澄まされた感性と豊富な化学的知識により色と光が織り成す華麗な作品を作り上げ、久利の妻の糸子(いとこ 1922-2008)は、藤七が興した岩田工芸硝子株式会社を受け継ぎつつ、自らもガラスの装飾壁画や大皿などを制作しました。
本展では町田市立博物館のコレクションより、近代日本のガラス工芸史の礎を築いた岩田藤七・久利・糸子の作品約100点をご紹介します。
町田市立博物館所蔵
岩田色ガラスの世界 -岩田藤七・久利・糸子-
2021.04.17~2021.06.27
開催終了
9:30〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
月曜日(5月3日は開館)、5月6日(木)
一般 900(800)円、大高生 600(500)円、中学生以下無料
*企画展観覧券でコレクション展もご覧いただけます。
*( )内は20名以上の団体料金
無料日: 6月12日(土)、13日(日)、15日(火・県民の日)
栃木県立美術館
〒320-0043
栃木県宇都宮市桜4-2-7
JR宇都宮駅から
西口バスターミナル1・2番乗り場から関東バス[53和尚塚経由細谷車庫行]、8番乗り場から関東バス[56日光東照宮行]、[52石那田行]、[58船生行]、[51仁良塚経由ろまんちっく村行]で約15分、[桜通十文字]バス停下車すぐ
栃木県立美術館、神奈川新聞社