国宝 聖徳太子および侍者像のうち聖徳太子
平安時代 保安2年(1121)、奈良・法隆寺蔵
奈良展、東京展ともに通期展示
国宝 行信僧都坐像
奈良時代 8世紀、奈良・法隆寺蔵
奈良展、東京展ともに通期展示
国宝 薬師如来坐像
飛鳥時代 7世紀、奈良・法隆寺蔵
奈良展、東京展ともに通期展示
奈良・斑鳩の地に悠久の歴史を刻む法隆寺は、推古天皇15年(607)、聖徳太子によって創建されたと伝えられます。太子は仏教の真理を深く追究し、また冠位十二階や憲法十七条などの制度を整えることで、後世に続くこの国の文化的な基盤を築き上げました。聖徳太子を敬う人々の心は、その没後に信仰として発展し、こんにちもなお日本人の間に連綿と受け継がれています。
令和3年(2021)は聖徳太子の1400年遠忌にあたり、これを記念して特別展「聖徳太子と法隆寺」を開催します。会場では、法隆寺において護り伝えられてきた寺宝を中心に、太子の肖像や遺品と伝わる宝物、また飛鳥時代以来の貴重な文化財を通じて、太子その人と太子信仰の世界に迫ります。特に金堂の薬師如来像は日本古代の仏像彫刻を代表する存在であり、飛鳥時代の仏教文化がいかに高度で華麗なものであったかを偲ばせてくれます。
本展は1400年という遙かなる時をこえて、今を生きる私たちが聖徳太子に心を寄せることでその理想に思いを馳せ、歩むべき未来について考える絶好の機会となることでしょう。
※前後期で展示替えあり。
前期:7月13日(火)~8月9日(月・休)
後期:8月11日(水)~9月5日(日)
聖徳太子1400年遠忌記念
特別展「聖徳太子と法隆寺」
2021.07.13~2021.09.09
開催終了
9:30~17:00
月曜日(ただし、8月9日は開館)、8月10日(火)
★本展は混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入します。詳しいチケット情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。
一般 2,100円(2,200円)、大学生 1,300円(1,400円)、高校生 900円(1,000円)
※( )内は、当日券の料金。予約不要の「当日券」を会場にて若干数用意しますが、来館時、「当日券」は販売終了している可能性があります。
※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。ただし、「日時指定券」の予約が必要。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。
東京国立博物館 平成館
東京都台東区上野公園13-9
JR上野駅(公園口)、鶯谷駅(南口)下車徒歩10分
東京国立博物館、法隆寺、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション、文化庁
2022年2月5日~3月27日 奈良国立博物館にて巡回予定