展覧会レポート
2021.6.7
ホキ美術館で最も所蔵が多い「人物画」にフィーチャーした展覧会
現代写実画家22作家の約74点からなる人物画の魅力に迫ります!
ホキ美術館にて、「STORIES ― 永遠の人物画展」が開催中です。
小尾修《止まり木》2021年 ホキ美術館蔵
ホキ美術館は、写実絵画を専門にコレクションする世界でも珍しい美術館として知られています。
同館の設立者の保木将夫さんは、1997年頃、写実絵画を描く森本草介の作品に出会ったことをきっかけに、写実絵画を集めるようになりました。
本展では、同館のコレクションで最も多く収蔵されている「人物画」にフューチャーし、紹介!
新作、初公開を含む74点の作品が展示されています。
作家の個性が光る「人物画」の魅力
作家によって、モデルの選び方やとらえ方、テーマ、表現方法が異なる「人物画」。
紹介されている作品には、作家ごとのこだわりが見られます!
島村信之《日差し》2009年 ホキ美術館蔵
島村信之は、本展で出品作品が最も多い作家です。
《日差し》は巡回展で長い間、ホキ美術館を離れていた人気作の一つです。
同館の落ち着いたギャラリー内で鑑賞できる機会となっています!
河野桂一郎《Annabell》2018年 ホキ美術館蔵
写実絵画界の巨匠たちの作品のほか、第1回ホキ美術館プラチナ大賞を受賞した河野桂一郎《Annabell》など、若手作家たちの作品もあわせて紹介されています。
初公開の新作にも注目!
石黒賢一郎《INJECTION DEVICEの使用》2020年 ホキ美術館蔵
本展では、小尾修《止まり木》や、石黒賢一郎《INJECTION DEVICEの使用》などの新作も、初めて展示されます。
こちらも、お見逃しなく!
人物画に注目し、それぞれの作家の個性を紹介する本展。
どれも写真じゃないかと思うほど、細かなところまで描かれています。
来館された際は、じっくり鑑賞してみてください♪
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本展の招待券を5組10名様にプレゼント!
〆切は2021年7月2日23:59まで!
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Editor | 静居 絵里菜
【編集後記】
島村信之《日差し》は、指の先まで細かく描写されていました!
本当に絵画なのかと思うほど、リアルな作品でした。