展覧会レポート ニュース
2021.7.19
日本美術の傑作が巨大化!?
デジタル技術による新しいアート体験
大手町三井ホールにて「巨大映像で迫る五大絵師 −北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−」が開催中です。
展示風景
江戸時代の絵師たちの情熱と想像力が込められた浮世絵や金屏風、
その歴史的作品が超高精細デジタルアートとして蘇ります!
本展では、江戸の五大絵師、葛飾北斎、歌川広重、俵屋宗達、尾形光琳、伊藤若冲が競演!
日本美術の傑作をすみずみまで堪能することができます。
エリアは全部で3つ! 本記事では、エリア内の見どころをご紹介します。
解説シアター
作品の細密な部分を拡大表示し、ナレーションの解説とともに作品の魅力に迫ります!(20分放映)
ナレーションはタレントの光浦靖子さん。
デジタルアート体験の前に、わかりやすい解説(英文字幕あり)で作品の見どころについてより理解を深めましょう!
3面シアター
メイン会場となる3面シアターでは、3面ワイド45mスクリーンで映像と音楽による未知のアート体験ができます!(20分放映)
葛飾北斎の「冨嶽三十六景」と歌川広重の「
最先端のデジタル技術と、高輝度4Kプロジェクターを駆使した映像、音楽のコラボレーションによるこれまでにない展示は必見です。
また、上映中のフォトタイムでは、巨大な名画の撮影が可能です。
OBIKAKE編集部のおすすめは、金屏風や金襖絵(ふすまえ)の圧巻の金世界です!
金箔や金泥など、素材や表現の細かい違いもデジタル技術によって見事に再現。俵屋宗達や尾形光琳、伊藤若冲たちの美しい作品が、鮮やかによみがえります。
Digital北斎×広重コーナー
「冨嶽三十六景」と「
最先端技術により、浮世絵を3Dデータとして組み上げ、20億画素の超高精細なデジタルリマスター化が実現しました。
浮世絵の細かい凸凹の技巧や、和紙の繊維の質感など、実物ではなかなか観られない細かい描写もじっくり鑑賞できますよ。
絵のなかに入りこんだような大迫力の体験ができる本展。夏のお出かけにいかがでしょうか?
会期中、上映作品が毎日入れ替わるプログラムなので、観たい作品は事前にカレンダーを確認の上ご来館ください。
また、上映作品の注目ポイントを解説する動画シリーズ「尾上松也と日本美術講座」が公式YouTubeチャンネルで公開中です!
コバチュウ先生や研究者の方々の詳しい解説で、展覧会を倍楽しめそうです♪
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巨大映像で迫る五大絵師
−北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−
2021.07.16~2021.09.09
開催終了
大手町三井ホール
Editor | 三輪 穂乃香