クロード・モネ《モンソー公園》 1876年 泉屋博古館東京
ジャン=ポール・ローランス 《マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち》1877年
藤島武二《幸ある朝》 1908年 泉屋博古館東京
泉屋博古館東京リニューアルオープンを記念しての館蔵名品展、第二弾。
住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事に始まりますが、その一方で同時代のジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派絵画も収集しました。19世紀末のフランス絵画は、印象派の台頭とともに古典的写実派が次第に衰退していく様相を示すことになりますが、住友洋画コレクションには同時代の印象派と古典派の作品がともに揃って収集されているところに特徴があります。
本展は、光を追い求めた印象派と陰影表現による実在感を追究した古典派を「光陰」と捉え、この「光陰」二つの流れから滋養を受けて展開した日本近代洋画の数々を絵画史の流れにそって紹介するものです。「光陰」とは本来「歳月」や「月日」の謂いですが、明治・大正・昭和という激動の時代を経て今に伝わる作品たちがくぐり抜けてきた歳月にも思いを馳せていただければ幸いです。
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ
光陰礼讃 モネからはじまる住友洋画コレクション
2022.05.21~2022.07.31
開催終了
11:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜日は19:00まで開館(入館は18:30分まで)
月曜日(祝日の場合は翌平日休館)
一般 1,000(800)円、高大生 600(500)円、中学生以下無料
※( )内は20 名以上の団体料金
※障がい者手帳・ミライロIDご呈示の方、および付添人1名まで無料
泉屋博古館東京(東京・六本木)
〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
東京メトロ南北線 六本木一丁目駅下車 北改札正面出口より屋外エスカレーターで3分
東京メトロ日比谷線 神谷町駅下車 4b出口より徒歩10分
東京メトロ銀座線 溜池山王駅下車 13番出口より徒歩10分
※駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮下さい。
公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社