日本画では様々なテーマが取り上げられます。四季折々の花や幽玄な風景を描いたもの、身近にいる動物の愛らしい姿や人物に焦点をあてた作品もあります。画家は、その時々で表現したいものを取り上げますが、長く制作を続ける中で、ひとつのテーマにこだわって繰り返し描くことがあります。
例えば、横山大観は富士の画家といわれるほど生涯に多くの富士図を描き、川合玉堂は人の気配が感じられる素朴な農村風景を描き続けました。また、中国の風物を多く描いた橋本関雪は、昭和期には一変して動物画を中心に作品を発表しています。画業の中で画家たちが幾度も描いたテーマとは、画家が何度も追い求めた芸術、つまり画家が愛した美といえるでしょう。
本展では、画家たちが生涯に数多く描いたテーマに注目して作品をご紹介します。日本画の巨匠たちが愛し、追求した美をお楽しみください。
日本画のテーマ 巨匠が愛した美
2019.12.01~2020.02.29
開催終了
9:00〜17:00
年中無休
(2020年1月22日は新館のみ展示替えのため休館)
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円
※本料金で、本館、新館のすべてがご覧になれます
足立美術館 本館 大展示室
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