横山大観「春光」(右隻)(昭和12年)足立美術館蔵
横山大観「春光」(左隻)(昭和12年)足立美術館蔵
上村松園「待月」(昭和19年)足立美術館蔵
足立美術館は、1970年11月に開館し、本年で開館50年を迎えます。この節目の年に、創設者・足立全康(1899~1990)が熱意を持って収集した日本画を紹介する展覧会を開催します。
足立全康は、特定の流派にかたよらない幅広い収集を行いました。京都画壇の重鎮である竹内栖鳳、凜とした美人画を描いた上村松園、動物画の名手・橋本関雪、真摯な態度で花鳥をとらえた榊原紫峰など、近代の日本画壇を彩った巨匠たちの名品を数多く集めています。中でも横山大観の収集には、その着想と表現力の素晴らしさに魅かれ、「大観は一生の恋人」と語るほど情熱を注ぎました。実際に自分の眼で作品をじっくり見て集めた全康にとって、これらの名画は縁あって出会い、惚れ込んだものばかりです。
本展では、同館のコレクションの基盤ともいえる全康の眼で集めた日本画を、全康が作品に寄せた思いもあわせてご紹介します。全康が恋した名画をお楽しみください。
美との出会い-名画に恋して- 足立全康の審美眼
2020.03.01~2020.05.31
開催終了
9:00〜17:00
※4月からは17:30まで
年中無休
※4月8日は新館のみ展示替えのため休館
大人 2,300円、大学生 1,800円、高校生 1,000円、小中生 500円
足立美術館 本館
〒692‐0064
島根県安来市古川町320
0854-28-7111
足立美術館