名作『伊豆の踊子』や『雪国』で知られる川端康成は、1899(明治32)年に大阪に生まれました。中学の時に小説家を 志し、先輩 菊池寛や横光利一ら同時代の新進の作家達と交わりながら、1926(大正15)年に処女創作集『感情装飾』 を刊行。1968(昭和43)年には、日本人で初めてノーベル文学賞を受賞しました。『名人』『山の音』『眠れる美女』などの 意欲作も著しながら、幽玄なる日本の美意識を追究した小説家です。 文学館会場では、その作品を紹介するとともに直筆原稿や書幅、近年自邸で新たに発見された、初恋の人・伊藤初代 宛の未投函書簡などを展示します。そして、厳選して収集した古典資料、および川端が愛した国宝 浦上玉堂の《凍雲 篩雪図》を公開し、日本の伝統美へのまなざしも紹介。さらに、川端が所持していた夏目漱石・太宰治・谷崎潤一郎・ 三島由紀夫らの書幅や書簡を展示し、近代日本を代表する文豪たちの交流を紹介します。
※会期中、一部作品の展示替があります。
生誕120年 川端康成と美のコレクション展
古今東西の名画、文豪たちの書―幽遠を見つめる眼
2019.09.14~2019.11.04
開催終了
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
月曜日(ただし9/16、9/23、10/14、11/4は開館)、9/17(火)、9/24(火)、10/15(火)
一般 1,400円(1,200円)、大学・高校生 600円(480円)、中学・小学生 300円(240円)
※( )内は前売、20名以上の団体料金
姫路文学館
〒670-0021 兵庫県姫路市山野井町84
079-293-8228
JR・山陽電鉄姫路駅より、神姫バス9・10・17・18番乗り場から乗車6分、「市之橋文学館前」下車、
北へ徒歩4分。城周辺観光ループバスで乗車10分、「清水橋(文学館前)」下車、西へ徒歩3分。
山陽自動車道姫路東 I.C.あるいは姫路西 I.C. 下車約 20 分。
姫路バイパス中地ランプ下車約15分。
姫路市立美術館、姫路文学館、神戸新聞社