赤楽茶碗 銘 只 川上不白作 日本・江戸時代 18世紀
個人蔵
糸瓜図 中村芳中筆、川上不白賛 日本・江戸時代 寛政12年(1800)
個人蔵
鶏頭蒔絵棗 塩見小兵衛作
木胎漆塗 日本・江戸時代 18世紀 個人蔵
享保18年(1733)、紀州藩の江戸詰家老・水野家の家臣の次男で、仕官して江戸にあった16歳の少年が京に上り、紀州徳川家の茶道師範を務めていた表千家七代如心斎(じょしんさい)天然宗左(てんねんそうさ)(1705~51)に入門します。この少年こそ、後に千家流の茶を江戸に広めて不白流の茶家の祖となる川上不白(1719~1807)です。
本展覧会は、不白生誕三百年を記念して開催するものです。如心斎との師弟関係や、不白好みの道具はもとより、大名をはじめとする門人や周辺の職人たちとの関わり、その人柄を反映したような魅力的な書画、そして当館のコレクションの礎を築いた根津青山(初代嘉一郎、1860~1940)を含む近代数寄者への影響まで多角的に展観し、江戸後期から近代にかけて大きな支持を得た不白の茶の湯の魅力を探ります。
特別展 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百
2019.11.16~2019.12.23
開催終了
10:00~17:00(入館は16:30まで)
月曜日(ただし、12月23日は開館)
一般1300円、学生1000円、中学生以下無料
※20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き
根津美術館
東京都港区南青山6-5-1
03-3400-2536 (受付時間 開館日10:00 ~17:00)
・地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線 〈表参道〉駅下車 A5出口(階段)より徒歩8分/B4出口(階段とエスカレータ)より徒歩10分/B3出口(エレベータまたはエスカレータ)より徒歩10分
・都バス渋88 渋谷~新橋駅前行 〈南青山6丁目〉駅下車 徒歩5分
根津美術館