弘前駅 | 弘前れんが倉庫美術館
開催期間:2020.06.01~2020.09.22
開催終了
上空からみたシードルゴールドの屋根
ⒸAtelier Tsuyoshi Tane Architects
高さ15メートルの大型展示空間
ⒸAtelier Tsuyoshi Tane Architects
《A to Z Memorial Dog》2007年 ©Yoshitomo Nara 撮影: 長谷川正之
《Weapon》 2003-2007年 ©Yin Xiuzhen
弘前れんが倉庫美術館は、明治・大正期に酒造工場として建設され、国内で初めて大々的にシードルを製造するなど、約100年の歴史を刻んできた煉瓦倉庫を改修し、再生された新しい美術館です。美術館(ミュージアム)の語源は、古代ギリシャ神話に登場する記憶の女神の娘である学問・芸術の女神たちの神殿の名前に由来します。つまり、記憶と芸術は不可分であり、美術館は過去、現在、そして未来へ繋がる「記憶」をめぐる装置とも捉えられるでしょう。
開館を記念する本展では、場所と建物の「記憶」に焦点をあて、煉瓦倉庫や弘前の歴史に新たな息吹を吹き込む8名のアーティストによる新作を中心に紹介します。改修工事の記録にもとづく作品や、弘前市民の協力により制作された作品など、この場所ならではの作品が、煉瓦倉庫のダイナミックな空間で展開されます。また2006年に煉瓦倉庫で開催された「YOSHITO MONARA + graf A to Z」展をサポートした、地域のボランティアの方々への感謝の気持ちとして贈られた、奈良美智《A to Z Memorial Dog》が再展示されるほか、煉瓦倉庫の歴史的資料も展示されます。さらには建築家、グラフィック・デザイナー、アーティスト、そして美術館が協働して作り上げた作品や展示構成のほか、弘前ゆかりのアーティストらに注目し、作り手と地域の人々の出会いや異なる視点が交差・交換される場を通して新たなアプローチで地域の創造的魅力の再発見に繋げるプロジェクト「弘前エクスチェンジ」も見どころのひとつです。
「醸造」の場から「創造」の場へ――本展によって、場所の記憶が未来へ継承されること、そして記憶をめぐる装置としての美術館が起動し、広くアーティストや市民が集まることで、未来の記憶がつくられていくことを目指します。
※会期変更となりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
Thank You Memory ‒ 醸造から創造へ ‒
2020.06.01~2020.09.22
開催終了
9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
火曜日(祝日の場合は翌日に振替)
一般 1,300円(1,200円)、大学生・専門学校生 1,000円(900円)
※( )内は 20 名様以上の団体料金
※ 以下の方は無料
高校生以下の方/弘前市内の留学生の方/満 65 歳以上の弘前市民の方
ひろさき多子家族応援パスポートをご持参の方/障がいのある方と付添の方1名
弘前れんが倉庫美術館
〒036−8188
⻘森県弘前市吉野町2番地1
0172-32-8950
JR 弘前駅より
・徒歩 約20分
・ タクシー 約7分
・弘南バス「中⼟⼿町」下⾞ 徒歩 約4分
弘前れんが倉庫美術館