栗山斉「∴0=1 - reflections 」2017
蛍光管、ガラス管ミラー加工、電気ケーブル
260 x 260 x 260cm
栗山斉は1979年兵庫県生まれ。2011年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了、同大学講師を続けながら現在まで制作活動を続けている。
科学的な実験を思わせるその作風は、科学者が実験による現象を探求する中で、特殊な条件が時折見せる日常を離れた美しさを発見するように、我々に物事の新しい切り口をアートとして見せてくれる。2年前の北アルプス国際芸術祭では、2つの土蔵を使い、蒸発した水が冷やされ、雲や雨となって水に戻るという日常における一連の現象(流転)を、その土地の背景を持つ場所で独自の科学実験的装置を使い、再認識できる美的な形に表現した。
この度のアートフロントでの展覧会において栗山は、従来型の「インスタレーションの新作」と、「真空という目に見えない閉ざされたVoid空間を用いたいくつかの試行」の2つの展開で自己の問いかけを鑑賞者に提示する。この展覧会を通して無から何かが生じるという栗山の興味をこれまでとは違う形で視覚的なものとして表してくれるだろう。
栗山斉 個展
2019.12.06~2019.12.22
開催終了
11:00 - 19:00
月曜日、火曜日
無料
アートフロントギャラリー
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟
03-3476-4869
東急東横線 代官山駅 より徒歩 5分
JR山手線 恵比寿駅 より徒歩 15分
アートフロントギャラリー