《キリストの埋葬》
カラヴァッジョ(本名ミケランジェロ・メリージ)
1603-04年 油彩/カンヴァス 306 × 214 cm バチカン美術館
FOTO © GOVERNATORATO SCV -DIREZIONE MUSEI VATICANI
《大坂・伏見・都の信徒からの奉答書》1621年
墨書・ペン・手彩色・装飾料紙 350×975mm
バチカン図書館
Barb. or. 152 (3) © 2020 Biblioteca Apostolica Vaticana
《バチカン図書館》
© Apostolic Vatican Library
※新型コロナウイルス感染拡大に伴い、バチカンからの作品輸送が困難なため、開催中止となりました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
皺の一本一本まで描きとる写実描写、ドラマティックな明暗、人物ひとりひとりの感情表現の巧みさ。カラヴァッジョ(1571-1610)の芸術は現代の私たちを魅了してやみません。
このカラヴァッジョの最高傑作のひとつであり、バチカン美術館を代表する名品《キリストの埋葬》(1603-04)が2020年秋、東京にやってきます。 来日したローマ教皇からの、日本への贈り物として実現する展覧会です。
本展では大画面の映像やパネルによって作品の理解を深めるほか、同時代の版画によって、この作品が描かれた歴史的な背景を説明します。
歴史的な背景としては、ローマ・カトリック教会の改革運動があります。 その結果としてカラヴァッジョのような革新的な表現が生まれ、それを発端としてバロックと呼ばれる美術が成熟することになります。同時にこの改革の一環として、世界各地へのキリスト教の布教活動も行われました。
本展では同時代の日本各地の信徒集団がローマ教皇へ送った書状も バチカン図書館から借用することになっており、これをあわせて展示すること で、カラヴァッジョの傑作を大きな視点から見直します。
※会期変更となりました。詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください。
カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展
開催中止開催終了
10:00〜18:00
※入場は閉館の30分前まで
※当面の間、夜間開館は行われません。詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください。
火曜日(ただし、5月4日は開館)
未定
国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
国立新美術館、バチカン美術館、角川文化振興財団、朝日新聞社、TBSグロウディア