《ニースの窓辺》1928年 油彩/キャンバス 島根県立美術館蔵
《黄色いコンソール》1949年頃 油彩/キャンバス 大谷コレクション
《イヴニング・コート「ペルシア」》ドレス・デザイン原案 ポール・ポワレ(1911年)
制作:モンジ・ギバン 2007年 絹 デュフィ・ビアンキーニ蔵
《ヴァイオリン》1989年(デザイン1914-20年頃)毛織物
デュフィ・ビアンキーニ蔵
ドレス ― マイ・フェア・レディ テキスタイル《薔薇と扇》
ドレス・デザイン:アンソニー・パウエル
制作:モンジ・ギバン 2019年 絹 デュフィ・ビアンキーニ蔵
華やかで明るい色彩と軽妙な筆致の作品で、現代でも多くの人々を惹きつける画家ラウル・デュフィ(1877-1953)。本展では、モダンで優美な絵画と、モードの帝王ポール・ポワレら20世紀初頭のオートクチュールのデザイナーたちが好んで用いた絹織物を含む、デュフィのテキスタイル関連作品を一堂にご紹介します。
陽光があふれる南仏の風景をはじめ、音楽や社交界をテーマとした油彩画など「生きる喜び」に満ちた作品を描いたデュフィは、絵画制作だけでなく、テキスタイル(布地、織物)のデザインにも深く関わりました。デュフィによる鮮やかな色彩と大胆なモチーフの布地は、上流階級の女性たちを魅了し大評判になったといいます。1912年から28年には、フランス・リヨンの絹織物製造業ビアンキーニ=フェリエ社と契約して多くのテキスタイル・デザインを提供し、当時のファッションに多大な影響を与えました。
本展は、初期から晩年までの代表的な絵画作品とともに、テキスタイル・デザインの原画や下絵、オリジナルテキスタイル、そして衣装作品などから、デュフィ芸術における優れた装飾性の本質を引き出し、その魅力に迫ります。
20世紀のフランスを彩った華やかな作品の中で、優雅な時をお過ごしいただければ幸いです。
色彩の画家 ラウル・デュフィ展
パリジェンヌが愛したテキスタイル・デザイン
2020.01.25~2020.03.29
開催終了
9:00~17:00(入場は16:30まで)
月曜日(祝日の場合は次の平日)
大人1,200円、大学高校生・70歳以上の松本市民800円
※20名以上の団体は200円引き
※中学生以下無料、障害者手帳携帯者とその介助者1名無料
松本市美術館
〒390-0811
長野県松本市中央4-2-22
0263-39-7400
◇松本バスターミナルからアルピコ交通バス・横田信大循環線5分[松本市美術館]下車
◇JR松本駅からタウンスニーカー(市内周遊バス)東コース14分[松本市美術館]下車
◇JR松本駅から徒歩12分
◇長野自動車道松本インターチェンジから車で15分
松本市美術館、信濃毎日新聞社、NBS長野放送、産経新聞社