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2020.2.10
毎年恒例の恵比寿映像祭
今年のテーマは「時間」!
東京都写真美術館ほかにて、第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」が開催中です。
フェスティバルチラシ
毎年恒例の恵比寿映像祭。2020年のテーマは「時間」です。
「時間とはなにか?」私たちにとって当たり前に存在するものですが、これに答えるのは難しいと思います。
今回の映像祭では、アートや映像表現から「時間」というものを想像することで、「現在」について見つめ直し、映像の本質に迫ります。
それでは、編集部のお気に入りをご紹介します。
身の回りの道具の正体??
minim++《Tool’s Life〜道具の隠れた正体》2001年 東京都写真美術館蔵
こちらは触れて楽しむインスタレーション作品。
月の光に照らされた机の上の道具たち。そっと触れると、道具の影が動き出し、身の回りの道具に隠された正体があらわになります!
スコップもどこかに飛んでいきそうです。
花のようにも見える、写真作品
展示風景より、多和田有希[Shadow Dance]シリーズ 2012-20年 作家蔵
こちらの作品。遠くから見ると花が組み合わされたように見えませんか?
実は写真を何層にも重ね合わせています。
作家の手により、絡み合い、重ねられた写真たちが、時間の連鎖を感じさせます。
床に落ちる影にも注目です!
思わず見入っちゃうエクササイズ
時里充《見た目カウント トレーニング#3エクササイズ》2020年 作家蔵
複数台設置されたモニターのなかで、「エクササイズ」をする人々が登場する本作品。
モニターの外に設置された電磁カウンターで、エクササイズをカウントしています。
時間の経過とともに、人々は疲弊し、テンポがずれ、最終的にはエクササイズをやめます。
そしてまたなにくわぬ顔でエクササイズを始めます。
じっと見ていると少し手を抜いている人がいたり、汗だくの人がいたり。
観察しているうちに時間感覚が麻痺してきますよ。
美術館から恵比寿ガーデンプレイス、日仏開館など、恵比寿全体を巻き込んだ本祭。
展示は無料で鑑賞することができます。15日間と短いので、お早めに足を運んでみてくださいね!
ニナ・フィッシャー&マロアン・エルザニ《移動の自由》2017年 作家蔵
information
展覧会名:第12回恵比寿映像祭「時間を想像する」
会場名:東京都写真美術館ほか
会期:2020.02.07〜2020.02.23(15日間)[月曜休館]
入場料:無料 ※定員制のプログラムは有料
公式サイト:https://www.yebizo.com
Editor | 三輪 穂乃香
エクササイズの作品は、展示室の前にあるのですが、受付の人は1日中鑑賞することになるので、ちょっと辛いだろうな(笑)。