巣ごもり読書
2020.5.7
自宅勤務中のおびかけ編集部が、おうち時間を有効に使うべく、実際に読んで素敵だったアート本をチラッとご紹介。
すごもり時間の参考になれば幸いです♪
今回紹介するのは『江戸の女装と男装』(渡邊晃 著/太田記念美術館 監修)。
浮世絵に描かれた女装や男装がフルカラーで紹介しています。
ボリューム感あるA5サイズ!やわらかいソフトカバーなので、ベッドの上でも読みやすいです♪
楽しい本の使い方!
表紙に使用されている作品は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか よしとし / 1839-92)の《風俗三十相 にあいさう 弘化年間廓の芸者風俗》です。
おうぎに書かれた「俄(にわか)」とは、遊女たちでにぎわう吉原で、8月に行われていた俄祭(にわかまつり)のこと。この女性は、俄祭に参加していた女芸者ですが、男装した姿で描かれています。
フルカラーで作品をていねいな解説付きで紹介!おうちにいながら、美術館の雰囲気を楽しめます♪
コラムページも充実しているので、ぜひこの機会に江戸の男装と女装について勉強してみては?
『江戸の女装と男装』
著者:渡邊晃 監修:太田記念美術館
ペーパーブック:136ページ
出版社: 青幻舎(2018/3/2)
価格:2,530円(税込)
Editor | 静居 絵里菜
女性が男装する「俄祭」っておもしろいですね!