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展覧会レポート

真珠 ― 海からの贈りもの

2020.6.11

世界最古の宝石のひとつ!

真珠の魅力を紹介する展覧会

 

渋谷区立松濤美術館で、「真珠ー海からの贈りもの」が開催中です。

 

《パール&ゴールドペンダントネックレス》ウォルファース商会 1900年頃 ベルギー ミキモト真珠島 真珠博物館

 

世界最古の宝石のひとつである真珠。貝をあけ、そのなかから取り出される真珠は、カットや研磨など人間の手を加える前から、美しい輝きで人びとを魅了してきました。

 

本展では、古代から近代までの、英国をはじめとするヨーロッパ各国や日本で製作された真珠の装身具を紹介。序章を含む、全7章で真珠の魅力を伝える展覧会です。

 

その中でも特に観て欲しい作品をご紹介します!

 

真珠が大好きだったエリザベス1世

 

《1546年頃のエリザベス1世》 ウィリアム・スクロッツに帰属 1546年頃 英国ロイヤルコレクション

 

パネルで展示されているこちらの肖像画は、即位前のエリザベス1世(1533-1603)の姿を描いた作品です。制作当時の年齢はおよそ13歳! まだあどけなさが残り、かわいらしい女の子ですね。

 

シルクで作られた真っ赤なドレスの腰と胸元には、豊富な種類の真珠を用いた装飾が施されています。エリザベス1世は、「大の真珠好き」で有名だったそうです。

 

《パール&ホワイトエナメルペンダント「クロス」》ロバート・フィリップス 19世紀中期 イギリス ミキモト真珠島  真珠博物館

 

こちらは、エリザベス1世の胸元で輝くドロップ型の真珠のクロスからインスピレーションを受けた作品。19世紀のイギリス人ジュエリーデザイナー、ロバート・フィリップスが制作したものです。

 

ペンダントの中に入っているのは?

 

個人的な感情や思い出を表現するセンチメンタルジュエリー。その中でも、愛する人との別れを悲しむジュエリーのことを「モーニングジュエリー」といいます。

 

モーニングジュエリーは、個人をしのんで喪に服すあいだ身につけられていました。

 

《ハーフパール、ヘアー&ゴールドペンダント》 1813年 イギリス 穐葉アンティークジュウリー美術館

 

神秘性と永遠性を象徴する故人の髪の毛が、ロケット内部に収められたこちらの作品。まわりには、涙を象徴する真珠が添えられています。

 

 

真珠王と呼ばれた、御木本幸吉とは?

 

日本で真珠が装身具として使用されるようになったのは、1893(明治26)年に御木本幸吉(みきもと こうきち/1858-1954)が、世界で初めて真珠の養殖に成功したことがきっかけです。

御木本の真珠養殖が成功するまでは、装身具の素材として用いられることは、ほぼなかったといわれています。

 

《養殖真珠の色とかたち》ミキモト真珠島 真珠博物館

 

真珠の養殖を成功させた御木本は、日本の女性に合う真珠ジュエリーを作り出しました。

 

《帯留「花車」》御木本真珠店 1935(昭和10)年頃 ミキモト真珠島 真珠博物館

 

こちらは着物の帯を彩る「帯留(おびどめ)」です。平安朝の牛車(ぎっしゃ)のデザインに、花を積んだ花車を模しています。車輪と花はプラチナとダイヤモンド、真珠、オニキスが使用されています。

 

入館日当日に真珠(パール:人造物可)を身に着けて来館された方には、通常料金から2割引きで入館できる「真珠割引き」も実施されています!

ピアスやネックレスなど、真珠のアクセサリーをつけて、美術館に行ってみてください♪

 

information

展覧会名:真珠ー海からの贈りもの

会場名:渋谷区立松濤美術館

会期:2020.06.02〜09.22

※当初の会期が上記のように変更となりました。詳細は美術館公式サイトをご確認ください。

開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
※金曜は20:00閉館(入館は19:30まで/7月以降を予定)

休館日:月曜日(ただし、8/10・9/21は開館)、8/11(火)

料金:一般1,000円、大学生800円、高校生・60歳以上500円、小中学生100円

展覧会詳細ページ:https://obikake.com/exhibition/11038/

公式サイト:https://shoto-museum.jp/

※感染症対策が実施されています。来館前に必ず美術館公式サイトをご確認ください。

 

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本展の招待券を5組10名様にプレゼント!

〆切は6月26日23:59まで!

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Editor  静居 絵里菜

【編集後記】繊細な真珠アクセサリーにうっとりしました♡

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