ミュージアムさんぽ
2020.9.8
4F 精巧な時間
4F 精巧な時間 展示風景
4Fでは、精工舎初の八日巻掛時計から、世界の標準を変えたクオーツ時計まで。
常に時代を動かす製品を生み出してきたセイコーの技術進歩が紹介されています。
世界がセイコー方式へ!クオーツ時計とは?
4F 精巧な時間 展示風景より クオーツ時計について展示されています!
1969年にセイコーは世界初のクオーツ腕時計「クオーツアストロン」という製品を発売しました。
「クオーツ時計」とは、音叉型水晶振動子、オープン型ステップモーターといった、セイコー独自の方式を採用した世界初の時計です。
従来の機械式時計と比べ、格段と精度が上がり、世界の時計市場に大きな影響を与えました。
ちなみに、腕時計「クオーツアストロン」が発売される10年前のクオーツ時計は、なんと大きなロッカー並みのサイズだったとか!
それを腕時計サイズまで小さくする・・・セイコーの挑戦と努力が詰まった製品ですね。
4F 精巧な時間 展示風景より 世界初のクオーツ腕時計「クオーツアストロン」
5F いろいろな時間
5Fでは、セイコーの時計が作り出してきた「いろいろな時間」が紹介されています。中には懐かしい!と思う製品もあるかも?
5F いろいろな時間 展示風景
クオーツ時計誕生以来、セイコーでは正確に時を刻むだけではなく、さまざまなシーンに合わせた時計を発表してきました。その歴史が展望できるフロアです。
ファッション性の高い時計
5F いろいろな時間 展示風景より 装う時計
セイコーでは、早くから指輪やペンダントの形をした装飾性の高い時計を発売していました。
ここでは、ファッションを楽しむように作られた時計が展示されています!
5F いろいろな時間 展示風景より 装う時計 セイコーペンダントウォッチ リングウォッチ
また人気キャラクターの時計も展示されているので、大人はもちろん、子どもも楽しめるフロアになっています。
B1 極限の時間
B1 極限の時間 展示風景
B1では、第1回東京オリンピックが開催された1964年以降、記録に挑戦するアスリートたちや、過酷な環境に身を置く冒険家たちを支えてきた時計が展示されています!
世界トップクラスの計測システム
1000分の1秒の精度を追求するセイコー。セイコーの時計は、陸上競技や競泳などの国際大会でアスリートたちを支え続けています。
こちらは、2009年の世界陸上で使用されたトラックサイドクロックです。
2009年の世界陸上で使用されたトラックサイドクロック
表示されている記録に見覚えのある方も多いのでは?
100m決勝でウサイン・ボルトが9.58秒の世界記録を出した際、実際に使用されていた機材です!
創業から常に時代の一歩先を目指しているセイコー。
セイコーミュージアム 銀座は、セイコーの時計の歴史はもちろん、地上から宇宙、そして深海まで、さまざまなシーンで愛される理由が、ギュッと詰まったミュージアムでした!
展示室の雰囲気もひとつひとつ違うのも見どころのひとつ。ぜひそこにも注目してみてください。
見学は事前予約制ですのでご注意ください。
Information
セイコーミュージアム 銀座
開館時間:10:30~18:00(見学は1日3回の事前予約制)
休館日:月曜日・年末年始
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目3-13 セイコー並木通りビル
入場料:無料
お問合せ:03-5159-1881
公式HP:https://museum.seiko.co.jp/
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Editor | 静居 絵里菜
地下1階から5階まで!まるごと時計のミュージアムとなっていて、ボリューミーな展示でした◎細かなところにも「時計」のモチーフが。ぜひ探してみてくださいね!