展覧会レポート

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

2020.9.23

1/1000の東京から有名作品の貴重原画まで!

マンガやアニメなどを通して知る「東京」

 

国立新美術館にてMANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020が開催中です。

 

武内直子 美少女戦士セーラームーン

 

日本のマンガアニメゲーム特撮。これらが世界中で高い人気を誇っていることは、みなさんご存知だと思います。

本展では、国内外で広く知られる作品を中心に紹介するとももに、これらの4分野と、東京という都市のあいだで展開される関係をひもときます。

 

 

巨大な東京の都市模型!

 

展示室内に入ると目に飛び込んでくるのは、1/1000 の縮尺で再現された、幅約 17 メートル、長さ約 22 メートルの巨大な東京の都市模型

 

MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020/展覧会レポート/国立新美術館

会場風景

 

この巨大な都市模型を囲みながら、東京を舞台とするマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品の展示が展開されます。

 

模型の範囲は山手線よりも広く、北は池袋、南は羽田空港、西は新宿副都心、東は隅田川まで再現されています。

東京が登場する作品映像とのコラボレーションは必見ですよ。

 

 

破壊と復興の反復

 

このセクションでは「破壊と復興」をテーマにした作品を取り上げます。

 

 

日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品において、天災や未知の生命体の襲来などによって首都・東京が壊滅的な打撃を受ける描写は、定番なのではないでしょうか。

 

その背景には、東京という都市が実際に震災などで何度も破壊され、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきたという歴史があると言えます。

 

 

東京の日常

 

このセクションでは、東京の生活を、「プレ東京としての江戸」「近代化の幕開けからポストモダン都市まで」「世紀末から現在まで」の区分に分け紹介。

 

 

破壊と復興という非日常ではなく、人々の日常をテーマとした作品も数多く存在します。日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変化を知ることができます。

 

 

キャラクター vs. 都市

 

最後のセクションでは、これまでとは逆に、現実の都市空間に召喚されたキャラクターたちに見方を変えて紹介。

 

 

街に現れたキャラクターたちは、商業マスコット的な存在であり、また観光資源としても幅広く活用されています。

生身の人間とキャラクターが共存する街としての〈東京〉の多様性を、インスタレーションで再現します。

 

 

東京と関係するマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品90タイトル以上をセレクト、500点以上のマンガ原画、アニメ制作資料などから、東京の特徴や変化を紹介する国内最大級の本展。

混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入しています。詳しくは公式サイトをご確認ください。

 

 

Information

展覧会名:MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

会場:国立新美術館 企画展示室1E

会期:2020.08.12〜2020.11.03

展覧会HP:https://manga-toshi-tokyo.jp/

※混雑緩和のため、本展では事前予約制(日時指定券)を導入します。入場にあたってはすでにチケット等をお持ちの方も含め、 どなた様もオンラインでの「日時指定観覧券」もしくは「日時指定券(無料)」の予約が必要です。詳しくは こちら をご覧ください。

 

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Editor  三輪 穂乃香

 

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