array(1) { [0]=> int(16362) } 絵画のドレス|ドレスの絵画/展覧会レポート | OBIKAKE(おびかけ)

展覧会レポート

絵画のドレス|ドレスの絵画

2021.3.4

華やかな服飾を「絵画」と「実物」で!

ファッションをテーマとした展覧会です

 

東京富士美術館にて「絵画のドレス|ドレスの絵画」が開催中です。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

東京富士美術館は、18世紀から20世紀にかけてのフランス絵画の優品を数多くコレクションしています。

本展では、同館の貴重な絵画や写真の登場人物が身に着けている衣装に注目しながら、神戸ファッション美術館が所蔵する同時代の貴重な服飾作品をぜいたくに展示。

2館の夢のコラボ企画です!

 

 

貴族文化が花開いた18世紀

 

17世紀後半、フランスではヴェルサイユ宮殿を中心に、貴族たちは絶大な権力を持っていました。

この頃の貴族文化は、きらびやかで、とにかく派手でした。その中心にいたのが、ジョフラン夫人やポンパドゥール夫人をはじめとした、サロンを主宰する女性たちの存在です。

 

彼女たちは、ローブ・ア・ラ・フランセーズと呼ばれる、左右に大きくスカートを膨らませた豪華なドレスを身にまといました。このドレスは、花やレース、縞などをがデザインされた生地が使用されており、当時の織物産業が盛んだったことがわかります。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

驚くほどうず高い髪型も流行します。カツラは当時、オシャレに不可欠なアイテムとして定着していましたが、マリー=アントワネットの影響で、1mを超える高さまでに巨大化したものもあったそう!

 

また、つけぼくろも18世紀末まで親しまれました。これは女性の肌を白く見せるためのもので、童話『シンデレラ』でも、姉のひとりがつけぼくろを注文するようすが描かれています。

展示では、美しいドレスだけでなく、当時の流行のスタイルにも注目です。

 

 

フランス革命で変革!19世紀前半

 

18世紀末、フランス革命によってそれまでの貴族社会が、市民主体の社会へと変革しました。そのなかで頭角を現したのが、ナポレオンです。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

展示室には、皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌが戴冠式で着用した大儀礼服を再現した衣裳も展示!

赤いベルベットのマント、白テンの毛皮、金糸の刺繍や、直線的で簡素なシルエットを特徴とする「エンパイア・スタイル」のドレスにより、新しい時代の到来を印象づけました。

 

また、ドレスでは、簡素なシルエットのシュミーズ・ドレスが流行します。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

シュミーズ・ドレスは、ハイウエストで筒形の、透けるほど薄い白生地を使ったドレスです。

コルセットやパニエは着用せず、それまでの派手なドレスからは一転、軽やかで素朴な印象になりました。

素材のコットンモスリンはとても薄く、ヨーロッパの冬を過ごすには寒すぎたため、風邪や肺炎で女性の死者が急増したそう!その後、防寒対策としてカシミアのショールやコートなどが着用されるようになりました。

 

 

近代化が進んだ19世紀後半

 

19世紀後半は、ナポレオン3世の統治下で工業が飛躍的に発展します。また、1855年と1867年に開催された万国博覧会のための大改造計画により、パリは近代都市へと生まれ変わりました。

 

ドレスは、スカートを釣鐘状にした「クリノリン・スタイル」が流行。大きいもので直径2mを超えるものまであったそうです。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

絵画の世界では、それまでの伝統的な絵画に対して、マネやルノワール、ベルト・モリゾをはじめとした印象派の画家たちが台頭します。

ドレスは1870年代に入ると、スカートの後部だけを膨らませた「バスル・スタイル」が登場。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

左:プロムナード・ドレス 1880年頃 イギリス シルク

右:エドゥアール・マネ《散歩》1880年頃 油彩・カンヴァス

 

バスル・スタイルは、スカートの後部だけを膨らませたもので、日本の鹿鳴館で着用されたドレスもこの形でした。

 

この頃は、パリから郊外へと鉄道も開通し、市民も休日にレジャーを楽しむようになります。さらに衣料品の大量生産も可能となり、パリにある老舗「ボン・マルシェ」など多くのデパートも誕生。市民生活は急速に豊かになり、大きな変化をとげました。

 

 

芸術が多様化した20世紀

 

20世紀以降のドレスの最大の変化は、‟コルセットからの脱却”でしょう。これはデザイナーのポール・ポワレが掲げたもので、女性のフォルムを活かした斬新なドレスを数多く発表しました。

 

その後1911年には、「パリ・コレクション」がスタート。ガブリエル・シャネルや、クリスチャン・ディオールといった優秀なデザイナーが生まれ、戦後も多くの新作ドレスが生み出されます。

 

東京富士美術館「絵画のドレス|ドレスの絵画」展覧会レポート/チケットプレゼント

展示風景

 

芸術も、分野がどんどん多様化します。これまでの価値観を逸脱した抽象絵画や、アンディ・ウォーホルに代表されるポップアート、そしてそれまで記録するものとして認識されていた写真も、アートの一部に組み込まれていきました。

 

 

東京富士美術館と、神戸ファッション美術館。双方のコレクションを展示することにより、まるでその時代に入り込んだかのような、臨場感のある絵画の世界を楽しめる本展。

 

時代にあわせて変化するドレス、そしてそのドレスを描いた絵画は必見です!

 

 

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本展の招待券を5組10名様にプレゼント!

〆切は2021年3月28日23:59まで!

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展覧会名

絵画のドレス|ドレスの絵画

会期

2021.02.13~2021.05.09 開催終了

会場

東京富士美術館

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Editor  三輪 穂乃香

【編集後記】

貴重なドレスと鮮やかな絵画で眼福!まさに夢のコラボです!

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