string(0) "" おびかけ編集部がゆく!ミュージアムさんぽ【第14歩】/大宮盆栽美術館 | OBIKAKE(おびかけ)

ミュージアムさんぽ

おびかけ編集部がゆく!
ミュージアムさんぽ【第14歩】/大宮盆栽美術館

2021.4.6

「おびかけ編集部がゆく!ミュージアムさんぽ」とは

 

企画展だけではない、ミュージアムの魅力について、編集部がたっぷり取材します!

 

今回は、貴重な盆栽を数多く収蔵する、さいたま市大宮盆栽美術館へ。

盆栽の歴史・資料を展示し、盆栽の優品の数々を鑑賞することができる世界初の公立の盆栽専門美術館です。

 

さいたま市大宮盆栽美術館

 

みなさんは、同館の位置する大宮が「盆栽の街」だと知っていましたか?

おびかけ編集部が、大宮盆栽村の設立の歴史や盆栽の見方、館の見どころなどを徹底取材してきました!

 

 

盆栽の街・大宮

 

今でこそ盆栽の街として知られる大宮ですが、かつては東京の団子坂(現在の千駄木)周辺に、江戸の大名屋敷などの庭づくりをしていた植木職人が多く住んでいました。

明治に入ってからは盆栽専門の職人も登場しましたが、1923年に起きた関東大震災をきっかけに、盆栽を育てるのに適した土地を求めて現在のさいたま市北区盆栽町へ移住しました。

 

大宮盆栽村

 

1925年には、大宮盆栽村が開村。いまも盆栽の聖地として知られ、日本だけでなく世界から多くの愛好家が訪れています。

 

 

奥深い盆栽文化に入り込む!

 

展示はコレクションギャラリーからスタート!展示室に入ると、盆栽の見方や樹種・樹形などを紹介する解説パネルがあり、初めての方でも盆栽をわかりやすく学ぶことができます。

また、パネルはすべて英語も表記されています!外国からお越しになられる方も多いそうです。

 

部屋を進むと、盆栽が並ぶギャラリーで、5席の作品を週替わりで鑑賞することができます。

 

さいたま市大宮盆栽美術館/常設展紹介/感想/インタビュー/OBIKAKE

 

冬に取材へ訪れた際に展示されていた《山もみじ》は、冬場に落葉してあらわになる枝先の美しさが特徴です。

春は花を咲かせたり、秋は紅葉したり。季節によって見どころが変わるのも、盆栽の楽しみのひとつですよ!

 

つづく座敷飾りは、3つの空間「真」「行」「草」の格式に分けられていて、それぞれに合わせた飾り方で工夫しています。

 

 

江戸時代以降、庶民に盆栽文化が普及していき、明治時代になる頃には、座敷飾りの作法書に「盆栽」の文字が登場しました。

座敷飾りでは、作品そのものの美しさだけでなく、空間全体との調和が重要になります。

 

 

盆栽ってどうやって見るの?

 

盆栽を観賞するには、盆器の中に凝縮された大自然の情景をイメージすることが大切です。

盆栽全体を見るだけでなく、まずは4つの箇所に注目して鑑賞してみましょう!

 

 

①根 根張り

盆栽を観賞するときは、まず根の張り具合を見ます。

歳月を重ねて盛り上がった根からは、樹木の強い生命力を想像することができます。あらゆる方向に根を伸ばす「八方根張り」が理想のひとつとされています。

 

②幹 立ち上がり

樹木を支える幹もまた、盆栽の見どころのひとつです。

根元から最初の枝までの幹は、「立ち上がり」と呼ばれ、ここから上に向かって伸び広がることで、大木のような迫力を生み出します。また幹の肌は樹木の種類によって異なり、松の盆栽では、歳月を経て層を重ねた肌が大きな魅力となります。

 

③枝 枝ぶり

盆栽の輪郭を形づくるのが、幹から伸びる枝です。

大きな枝がバランスよく配置されていることが、良い盆栽の条件のひとつです。また冬に落葉した木では、細かく分かれた枝先が見どころになります。

 

④葉

幹とともに葉は、盆栽の印象を大きく左右します。同じ樹種でも、葉にはそれぞれ個性があり、たとえば五葉松では、葉が短く光沢のある木が、盆栽に仕立てる「種木」に選ばれます。

またモミジなどは、紅葉の季節も見どころです。

 

 

ずらりと並んだ盆栽は圧巻です!

 

室内で盆栽の見方を学んだあとは、屋外にずらりと並ぶ盆栽の優品の数々をじっくり鑑賞しましょう。

 

 

盆栽庭園は、常に約60点の盆栽を展示しており、季節によってさまざまな盆栽を楽しむことができます。

イチオシの作品は、ひときわ目立つ、五葉松「千代の松」です。

 

 

高さ1.6m、横幅1.8mと、大宮盆栽美術館が所蔵する盆栽のなかでも最大で、日の当たり方を調節するため、回転式の展示台に飾られています。

大地をしっかりとつかんだ幹や、大きく枝分かれした葉など、大型盆栽の迫力がみごとに表現された、館自慢の作品だそう。

また、推定樹齢はなんと500年!自然の生命力にも驚かされること間違いなしです!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気になる質問! 担当者さんに聞いてみました

 

―館内で人気のスペースはどこですか?

2階の盆栽テラスは、ベンチもあるのでじっくりご鑑賞いただいたあとに休憩するのにおすすめです。盆栽庭園を一望することができますよ。

 

―ミュージアムショップにはどんな商品がありますか?

図録をはじめ、手ぬぐいや盆栽のポストカードなどのオリジナルグッズを数多く販売しています。

「大宮盆栽だー‼」は、大宮のご当地サイダーで、館内で冷えたものをお飲みいただくこともできます。

もちろん、お持ち帰りもできますよ。ぜひ試してみてくださいね!

 

 

 

盆栽の歴史や見方、そしてたくさん優品を実際にみることができる大宮盆栽美術館

初心者向けの盆栽ワークショップや、こども向けの企画展など、多くの人に盆栽の魅力を伝える素敵なイベントも数多く行っています!

盆栽の季節ごとに異なる表情を楽しむことができますよ。ぜひお出かけされてみてはいかがでしょうか?

 

 

Information

さいたま市大宮盆栽美術館

開館時間:(3月~10月)9:00~16:30
(11月~2月)9:00~16:00 ※入館は閉館の30分前まで

休館日:木曜日(祝日の場合は開館)、年末年始、臨時休館日あり

入場料:一般 310円(200円)

高大生・65歳以上 150円(100円)/ 小中学生 100円(50円)

※障害者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は半額

※( )内は20名以上の団体料金

所在地:〒331-0804

埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3

電話:048-780-2091

アクセス:

JR宇都宮線「土呂駅」下車 東口より徒歩5分

東武アーバンパークライン「大宮公園駅」下車 徒歩10分

公式HP:https://www.bonsai-art-museum.jp/ja/

 

 

★これまでのミュージアムさんぽはコチラ

【毎日更新中!】OBIKAKEをフォローする

Editor  三輪 穂乃香

【編集後記】

「盆栽だー‼」バッチリ買って帰りました。

この記事をシェアする
一覧に戻る
TOP