array(1) { [0]=> int(16728) } クールベと海展 ―フランス近代 自然へのまなざし/展覧会レポート | OBIKAKE(おびかけ)

展覧会レポート

クールベと海展
―フランス近代 自然へのまなざし

2021.4.22

ただいま臨時休館中
※詳細は公式サイトをご確認ください。

レアリスムの巨匠の風景画とは?

《波》の連作にも注目です

 

パナソニック汐留美術館にて「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」が開催中です。

 

パナソニック汐留美術館「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」/チケットプレゼント/展覧会レポート

展示風景

 

ギュスターヴ・クールベは、19世紀フランスを代表する画家です。

あるがままの現実を描くこと(レアリスム)で、それまでの政治や美術制度に敵対的な態度を表明した一方で、故郷の大自然や動物、22歳の時に初めて目にしたノルマンディーの海を繰り返し描き、その鋭い洞察力や高い技術力が評価されました。

 

本展では、クールベの風景画家としての側面に焦点をあてて紹介。

さらに、クールベより以前に描かれた海や、同時代の画家であるブーダンやモネが描いた海もあわせて展示し、巨匠クールベが捉えた海の風景画の特異性を探ります。

 

 

第1章 クールベと自然―地方の独立

スイスとの国境に近い山間の地、フランシュ=コンテ地方オルナンに生まれ育ったクールベは、険しい断崖や小高い草原、洞窟の多い水源地などが特徴的なこの土地を繰り返し描いています。

 

パナソニック汐留美術館「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」/チケットプレゼント/展覧会レポート

展示風景より左、ギュスターヴ・クールベ《アルプスの渓谷》1873年 油彩・カンヴァス 

株式会社三井住友銀行蔵

 

本章では、パリに上京してからも、帰郷しては描き続けたこの土地の風景画を、19世紀フランスを代表する風景画家たちの作品と比較することで、クールベの描く風景画の革新性に迫ります。

 

 

第2章 クールベと動物―抗う野生

大自然に囲まれて育ち、秋になると狩猟も楽しんだクールベにとって、野生の動物は身近な存在でした。

 

若い頃から大自然に囲まれて育ち、秋になると狩猟も楽しんだクールベにとって野生の動物は身近な存在でした。本章では、クールベが表現した、人間に狙われ、支配される動物や、自然の中に生息する動物の伸び伸びとした様子をご覧いただけます。同時代に活躍したバルビゾン派の画家たちが描く、田園情景の中の飼いならされた家畜との比較をお楽しみください。

展示風景

 

本章では、クールベが表現した、人間に狙われ、支配される動物や、自然の中に生息する動物ののびのびとしたようすを描いた作品を紹介。同時代に活躍したバルビゾン派の画家たちが描く、田園情景の中の飼いならされた家畜との比較にも注目です。

 

 

第3章 クールベ以前の海―畏怖からピクチャレスクへ

自然への考え方が大きく変わった18世紀から19世紀にかけての西洋。

海景画においても、それまで国の富を象徴する目的で描かれてきたものが、この時代には海そのものが鑑賞の対象として描かれるようになっていきます。

 

パナソニック汐留美術館「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」/チケットプレゼント/展覧会レポート

展示風景

 

本章では、この自然へのまなざしの転換期に描かれた、畏怖と崇高の対象としてのドラマティックな海景画を紹介します。

 

 

クールベと同時代の海―身近な存在として

19世紀、パリから沿岸部の主要都市への鉄道が次々と開通すると、海が人々にとって身近な存在となります。

パリの中産階級の人々は、休日になると鉄道に乗って海岸へ出かけ、海辺でのレジャーを楽しみました。

 

パナソニック汐留美術館「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」/チケットプレゼント/展覧会レポート

展示風景

 

本章では、クールベと同時代に活躍したブーダンやモネ、カイユボットらが捉えた身近な存在としての海の情景を紹介します。

 

 

第5章 クールベとの海―「奇妙なもの」として

山間地で生まれ育ったクールベが初めて海を目にしたのは22歳の時。クールベはその時の海の印象を「奇妙なもの」と表現しています。

それから20数年後の1865年から1869年にかけて、クールベは毎年のようにノルマンディーの海岸に出かけ、生涯に100点以上の「海」を主題にした作品を残します。

 

パナソニック汐留美術館「クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし」/チケットプレゼント/展覧会レポート

左:ギュスターヴ・クールベ 《波》 1869年 油彩・カンヴァス 島根県立美術館蔵

右:ギュスターヴ・クールベ 《波》 1869年 油彩・カンヴァス ふくやま美術館蔵

 

本展覧会の最終章となる本章では、クールベが1865年以降に集中的に描いた海景画のうち、本展のために集められた11点を一堂に展示します。

 

 

出品作品は、国内作品にフランスのオルレアン美術館が所蔵する《波》、他の画家たちによる海を描いた作品も加わった、約60点の作品によって構成されます。

同時代の画家たちが描いた海景画の中でも、とりわけ「奇妙」に映るクールベの、迫力ある海の描写をぜひ間近で鑑賞してみてください。

 

 

関連イベント:

本展の関連イベントとして、オンラインギャラリートーク「展覧会のツボ」が動画配信されます!(事前登録不要、無料配信)

この機会に視聴してみてはいかがでしょうか?

4月27日(火) 午後12時30分~、5月6日(木) 午後7時~、5月9日(日) 午後2時~の3日間、学芸員による作品解説を動画配信します。

4月27日 12:30~
https://youtu.be/Iu9IghMbegg

5月6日 19:00~
https://youtu.be/6hVa1TDNykA

5月9日 14:00~
https://youtu.be/OVG6Owg2oOg

※事前収録した内容を配信いたします。3日間、同じ内容です。

※録画、録音、撮影禁止です。

 

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展示風景

 

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〆切は2021年5月12日23:59まで!

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展覧会名

クールベと海展
―フランス近代 自然へのまなざし

会期

2021.04.10〜2021.06.13

会場

パナソニック汐留美術館

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Editor  三輪 穂乃香

【編集後記】

 

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