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2021.4.21
瀬戸優ペン画集『PROGRESS』刊行記念展
大注目の若手彫刻家によるドローイング作品を多数展示!
OBIKAKEの「Be-dan」でもインタビューした、彫刻家・瀬戸優さん。初めての著書『PROGRESS』(5月6日発売)出版を記念して、5月13日(木)から中央区京橋のギャラリー・四季彩舎(しきさいしゃ)で刊行記念展が開催されます。
作品集『PROGRESS 瀬戸優 ペン画集 Collection of drawings by Yu Seto』は、立体制作に欠かすことのできないドローイングに焦点を当てた内容です。今展ではそのドローイングやペン画を中心に、レリーフ作品や新作の彫刻作品も展示・販売。また、会場では限定100部(エディション付き)のサイン入りの画集も販売されます。
彫刻家・瀬戸優さんって?
1994年神奈川県小田原市生まれの27歳。東京藝術大学術学部彫刻科、同大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了されています。本展の会場となる四季彩舎では、2018年、20年、そして今年も個展を開催。その他、グループ展やアートフェアなどにも多数出展されています。
また、新たな制作環境を求めて共同アトリエを立ち上げた際は、クラウドファンディングを活用。SNSでの積極的な発信や生配信、作品の展示にも可能な限り取り組み、その飾らない人柄もファンに支持される理由のひとつです。
OBIKAKEでのBe-danインタビューはこちら
(第1回/第2回/第3回/第4回)
瀬戸さんの作品の魅力
将来の夢は考古学者だったほどの自然科学好き、そして幼い頃から絵を描くことが好きだったという瀬戸さん。現在制作されている作品も「彫刻表現における自然科学との融合性」がテーマです。
彫刻作品は、実物大サイズのオオカミやライオン、トラ、ホッキョクグマなどの野生動物は、今にも動き出しそうな躍動感があります。テラコッタ(素焼きの土器)という素材が用いられていますが、表面をよく見ると、制作した指の跡がダイレクトに表面にあらわれており、それが作品のリアリティにもつながっていると言えるでしょう。
今回展示されるペン画やクロッキーは、彫刻制作に欠かすことのできないベースになっていて、これまで膨大な時間の中で描き続けてきたもの。
ペン画は線の密度が高く、見れば見るほどとても迫力があります。対照的にクロッキーは、シンプルでそぎ落とされた表現にもかかわらず、動物たちの表情が的確にとらえられています。
ペン画もクロッキーもどちらも見応えたっぷり、そして美しいものばかりです。展覧会の会場で、ぜひ原画を間近でお楽しみください。
そして、発売される書籍には、ペン画とクロッキーが120点以上も掲載されているほか、瀬戸さんのインタビューも読めるとのこと。ぜひ手に取ってみてくださいね!
【作品集 概要】
PROGRESS 瀬戸優 ペン画集 Collection of drawings by Yu Seto
著 者:瀬戸優
発 行:日貿出版社
出版日:2021年5月6日
定 価:2,970円(税別2,700円)
サイズ :B5変形判
瀬戸優ペン画集 PROGRESS 刊行記念展
2021.06.03~2021.06.19
開催終了
四季彩舎
※本展覧会に関する情報は予告なく変更になる場合があります。
最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
発信元 | OBIKAKE編集部