array(1) { [0]=> int(18242) } マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界/展覧会レポート | OBIKAKE(おびかけ)

展覧会レポート

マニュエル・ブルケール
20世紀パリの麗しき版画本の世界

2021.6.3

20世紀のフランス・パリの版画を紹介する展覧会!

シャガールやデュフィなどの版画を約500点展示

 

目黒区美術館にて、「マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界」が開催中です。

 

 


マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界 展示風景

 

マニュエル・ブルケールは、パリの耳鼻咽喉科の医師であり、出版人でもあった人物です。

絵画や版画の制作のほか、音楽や読書などを趣味としていたブルケール。とても教養のある人物だったと言われています。

 

 

本展では、目黒区美術館が所蔵するブルケールの版画本49冊に収録された、約500点の作品を展示!

20世紀のフランスの版画の豊かな表現を伝える展覧会です。

 

 

マニュエル・ブルケールの版画本とは?

 

1930年代、ブルケールは愛書家のために、友人の画家で印刷工房主のジャン=ガブリエル・ダラーニェスの協力を得て、美しい絵で彩られた版画本を限定で出版しました。

 

本展で展示されている版画本は、1人の画家を特集し、絵と文章で称える形式になっています。

現在ではあまり名前の知られていない画家から、モーリス・ユトリロピエール・ボナールなどの有名な画家まで、幅広く特集されました。

 

1960年代まで出版活動は活発に続いていましたが、1962年にブルケールは不運にも交通事故に遭い、翌年にはやむを得ず出版活動を停止。その後、1979年にパリの自宅で亡くなりました。

 

 


マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界 展示風景

 

ブルケールがどのような人物であったかは、最近までほとんど知られていませんでした。

しかし2003年頃、同館の学芸員によるマニュエル・ブルケールの息子、ジャック・ブルケール氏へのインタビューが叶い、彼の人物像が浮き彫りになったそうです!

 

 

ブルケールのこだわりが詰まった版画本!

 

 


《ピエール・ボナール礼賛》1946年 ピエール・ボナール 画/レオン・ウェルス 著

 

ブルケールの版画本は200部前後刷られました。中でも、最初に刷られた約20部は、特別な版画をつけた「スイート」と呼ばれ、画家と著者に支給されました。

 

ブルケールの版画本は、作画や執筆に対する報酬は支払われなかったそうです!

その代わりに、画家や著者は支給された版画本を、自由に値段を付けて販売していたといいます。

 

出版者であるブルケールと、画家や著者の間に信頼関係が築かれていたことがわかります!

 


《ラウル・デュフィ礼賛》1931年 ラウル・デュフィ 画/フェルナン・フルーレ 著 目黒区美術館蔵

 

 

同館は、緊急事態宣言の延長により休館していましたが、6/1より再開されました。

それにより、本展は6/20まで会期が延長となりました! この機会をお見逃しなく。

 

 

★その他の展覧会レポートはコチラ

展覧会名

マニュエル・ブルケール
20世紀パリの麗しき版画本の世界

会期

2021.04.21〜2021.06.20

会場

目黒区美術館

※新型コロナウイルス感染症対策が実施されています。詳しくは美術館公式サイトをご確認ください。

OBIKAKEをフォローする

Editor  静居 絵里菜

【編集後記】

20世紀のフランス版画の豊かな表現に触れられる展覧会でした!

中には「これって版画なの?」と思うくらい、色鮮やかな作品もありました。

この記事をシェアする
一覧に戻る
TOP