ニュース
2021.6.23
遊びながら日本美術に親しむ体験展示!
トーハクを代表する作品の「高精細複製品」にも注目です
6月22日、東京国立博物館(以下:トーハク)本館に、常設の体験展示「日本美術のとびら」がオープンしました。
体験展示「日本美術のとびら」展示風景
本展は、日本美術にはじめて触れるひと向けに、日本美術の流れを直感的につかめるよう、「みる」「たのしむ」「かんじる」の3つのコーナーで構成されています。
それぞれのコーナーで、日本美術の鑑賞ポイントを体験できる展示です!
コーナー1
みる「日本文化紹介映像」
本展は、トーハクの代表的なコレクションで構成された映像「日本文化紹介映像 A GLIDE ON THE GREAT WAVE」から始まります。
約8分間のこちらの映像では、浮世絵に描かれた「江戸」の町と、私たちがいる「東京」をダイナミックに行き来しながら、変わることなく今に続く日本人の美意識を紹介します。
コーナー2
たのしむ「日本美術のデジタル年表」
展示室左側の壁一面には、遊びながら日本美術の歴史を体験できる「日本美術のデジタル年表」が映し出されています。
「日本美術のデジタル年表」
デジタル年表では、約1万2000年前の縄文時代から始まる日本の美の流れを紹介。
オープニングムービーのあと、トーハクを代表する16の作品が表示され、それぞれの作品と連動した「わくわくポイント」に立つと、作品画像がポップアップされます!
編集部も「わくわくポイント」に立って、体験してみました♪
「ページをめくる」、「両手を広げる」などの動作で、作品が回転したり、拡大したりする体験型コンテンツになっています!
ぜひ、会場で楽しんでみてください♪
コーナー3
かんじる「高精細複製品」
重要文化財 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵(高精細複製品)
こちらでは、文化活用センター(ぶんかつ)が、企業や各種団体と連携して製作する文化財の複製のなかから、屏風と掛け軸、2種類の絵画作品の高精細複製品を展示します。
国宝 孔雀明王像 平安時代・12世紀 東京国立博物館蔵(高精細複製品)
日本の文化財は、光や熱、湿度に弱いものが多いです。
そのため、100年後、1000年後に受け継いでゆくために、展示の際は照明や湿度、また年間の展示日数など厳しく管理されています。
今回展示されている高精細複製品は、こうした文化財をケースなしで間近で観ることができます!
本コーナーでは、トーハクを代表する日本美術の名品の複製を季節ごとに入れ替え紹介。
複製品の今後の展示予定は、公式サイトをご確認ください。
人から人へ受け継がれてきた文化財について、楽しく学ぶことができる本展。
混雑緩和のため、東京国立博物館では事前予約制(日時指定券)を導入しています。
入館にあたって、入館無料の方や観覧券等をお持ちの方を含め、すべてのお客様はオンラインによる事前予約が必要です。
詳しくは、博物館公式サイトをご確認ください。
information
会場:東京国立博物館 本館特別3室
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
2021年12月14日、年末年始(2021年12月26日~2022年1月1日)、2022年1月4日
※その他、臨時休館あり。
観覧料:(総合文化展観覧料)一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
★その他のニュースはコチラ
発信元 | OBIKAKE編集部