展覧会レポート
2021.8.4
日本美術の傑作が巨大化!?
「北斎づくし」の空間が六本木に出現
東京ミッドタウン・ホールにて、生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」が開催中です。
展示風景
世界でもっとも知られている浮世絵師、葛飾北斎(1760‐1849)。
20歳でデビューしてから90歳で没する70年間で、『北斎漫画』や「冨嶽三十六景」シリーズなど、数多くの作品を描きました。
北斎の生誕260年を記念する本展では、世界一の北斎漫画コレクターである浦上満氏の全面協力により、『北斎漫画(初編~15編)』全883頁、「冨嶽三十六景」全46点、『冨嶽百景(初編~3編)』全102図を通期で展示!
六本木の東京ミッドタウンで楽しめる「北斎づくし」の空間の見どころを、編集部がご紹介します♪
見どころ①
世界最高水準の質と量を誇る北斎コレクション!
本展では、浦上氏が所有する世界最高水準の質と量を誇る『北斎漫画』『冨嶽百景』コレクションを展示します。
特に『北斎漫画』は、全頁を同時に展示するために約500冊の『北斎漫画』が一挙集結!「北斎漫画の森」ともいえるダイナミックな空間を楽しむことができますよ♪
展示風景
さらに、山口県立萩美術館・浦上記念館が所蔵する「チコチンコレクション」「浦上コレクション」を含む、「冨嶽三十六景」全46点を通期で展示し、北斎の画業を代表する3作品の全頁・全点・全図を紹介します。
展示風景
見どころ②
高精細データで、北斎の描いた世界へ入り込める!?
世界でも最高峰の文化財デジタルアーカイブ実績を誇る凸版印刷。
本展のために同社が新たに取得した、高精細なデジタル画像を活用し、北斎が描いた江戸庶民の生活など、ユーモアあふれる世界へ入り込める展示もあります。
展示風景
見どころ③
北斎とのコラボグッズにも注目♪
本展開催期間中(2021年9月17日まで)、東京ミッドタウン館内の飲食店では北斎の世界からインスピレーションを受けた限定コラボメニューが登場!
(上段 左から)「北斎鱧すし」 4,840円 ※会席椀、お造り、小鉢付き ※ランチタイムのみ/「ローストビーフマウンテンセット」2,230円
(下段 左から)「〈OBUSE〉信州サーモンのミキュイ」 1,800円 ※ディナータイムのみ/「特製氷あずき」イートイン:1,100円/テイクアウト:756円
※写真はすべてイメージです
また、「北斎づくし」×「東京ミッドタウン」限定コラボトランプのプレゼントキャンペーン(*)や、期間限定でオープンする「ISHIYA GINZA POPUP SHOP」では、葛飾北斎とコラボしたグッズも販売されます。
*プレゼントキャンペーンの詳細は、イベントページをご覧ください。
“北斎づくし”となった東京ミッドタウンも、本展と合わせてお楽しみください♪
展示数600点を超える作品で、北斎の画業を振り返る本展。
彼の描いたエネルギッシュかつユーモアな江戸の人びとの姿を、ぜひ大迫力の会場で体感してみてはいかがでしょうか。
OBIKAKE gifts
本展の招待券を5組10名様にプレゼント!
〆切は2021年8月16日23:59まで!
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2021.07.22~2021.09.17
開催終了
東京ミッドタウン・ホール
混雑緩和のため、事前予約制(日時指定券)を導入します。詳しくはコチラをご覧ください。
Editor | 三輪 穂乃香