特集

KAWS TOKYO FIRST

2021.8.12

 

森アーツセンターギャラリーにて、「KAWS TOKYO FIRST」が好評開催中です。

 

ポップカルチャーの巨匠であり、世界中から注目を集めるアーティスト・KAWS(カウズ)

そんな多くの人びとを魅了し続けるKAWS作品が、国内初の大規模展として来日しています!

 

本コラムでは、KAWSの作品世界から展示解説、友だちと楽しめる体験型展示、グッズなどについて徹底紹介します♪

 

 

KAWSってどんな人?人気の秘密とは?

 

KAWSは、ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするアーティスト、ブライアン・ドネリーの通称です。

絵画やプロダクトデザイン、ストリートアートなどの幅広い分野で活躍し、現代アーティストとして唯一無二のキャリアを確立しています。

《NEW TURN》2020
© KAWS, photograph by Farzad Owrang, Shanghai Powerlong Museum Collection

 

キャラクターの目に×印が施されたキャラクターが個性的なKAWS作品は、一度見たら忘れられない存在感を放っています。

巨大彫刻や、線や色彩を強調したペインティングなど、KAWSによってハイブリッド化されたキャラクターたちは、彼が探求しつづける「人間の本質」を体現しています。

左:《ACCOMPLICE》2010 © KAWS, photograph by Jonty Wilde

右:《SEEING》2018 © KAWS, photograph by Jonty Wilde

 

また、世界的によく知られたキャラクターがモチーフとなっているのも、KAWSが広く知られるようになった理由のひとつと言えるでしょう。

 

 

「KAWS TOKYO FIRST」とは?

 

KAWS国内初の大型展覧会となる本展では、150点を超える作品を展示します!

コマーシャルアートからファインアートまで、幅広い領域を行き来するKAWSの視覚的アプローチに迫り、制作初期の作品から最新作までを通して、その芸術制作の軌跡をたどります。

 

 

展覧会名「KAWS TOKYO FIRST」は、2001年に渋谷パルコで開催された自身日本初の個展と同じタイトルです。

20年を経て時代もKAWSのキャリアも大きく変わった現在、「原点回帰」という想いが込められています。

 

また、KAWS自身が保有するプライベートコレクションも展示し、KAWSのスタジオシーンも再現! KAWSワールドを心ゆくまで楽しめる展覧会となっています♪

 

 

気になる展示室!

写真撮影もできちゃいます♪

 

KAWSの初期作品から最新作までを通覧できる本展は、鑑賞するだけでなく、写真撮影が可能だったり、体験型展示が豊富だったりとお楽しみが沢山!

展示室からAR(拡張現実)アート、グッズなどをご紹介します。

 

展示風景

 

1990年代、ニューヨークは今のようなセレブが住む高級な街のイメージはなく、ストリートアートの文化が最盛期を迎えていました。

無数のアーティストたちが自分の存在を示すアートを、「街」という巨大なキャンバスに表現していたのです。

 

展示風景

 

KAWSも、ストリートアートシーンで仲間と一緒に街に作品を残したひとりでした。

特に街に貼られた有名ブランドの広告を活かした作品は、当時のグラフィティのシーンで異彩を放ち、ストリートでの名声を獲得していきました。

 

そんなKAWS独自のスタイルに大きく影響を与えたとされる要素のひとつが日本です。KAWSは1997年に初めて日本を訪れました。

 

展示風景

 

ニューヨークではストリートアートが最盛期だった一方、日本では裏原やオタクなどのサブカルチャーが開花していました。

独自の発展をとげていた日本に衝撃を受けたKAWSは、日本人ファッションデザイナー・NIGO(ニゴー)と出会ったことなどから、日本での交友関係を広げていきます。

 

展示風景

 

1999年、日本のファッションブランドから、それまで自身のシンボルとして描いていたバッテンの目のキャラクターを立体化したフィギュアが発売されると、たちまちヒットします。一般人が手にいれることのできるアートとして受け入れられたのです。

 

このKAWSのヒットをきっかけに作品が逆輸入されたことで、KAWSの存在が急速に知られていくようになりました。

 

展示風景

 

また、KAWSは日本で言語の壁に苦労したことから、「言語は違っても、ポップカルチャーなどのアニメーション作品は世界中で楽しまれている」ことを認識するようになります。

このことはKAWSの創作や作風に大きな影響を与え、世界的によく知られたキャラクターがモチーフとして多く使われるようになっていきました。

 

展示風景

 

会場内では、バッテンの目に骨2本が耳になったようなKAWSの代表的なキャラクターなど、言わずと知れたキャラクターも楽しむことができます!

 

 

会場の内外で出現するARアートや、体験型展示なども見逃せません!

ARアートは、Acute Artのアプリをダウンロードし、会場内外の指定の空間にスマホをかざすとKAWSの代表的なキャラクター・COMPANIONが出現するというものです。

スマホをかざしながら、宙に浮かんだCOMPANIONをぐるりと鑑賞できます!

 

AR体験では、Acute Artアプリが必要です。ご来場前にぜひダウンロードしてみてください!

App Store版

Google Play版

遊び方はコチラをチェック!(PDF)

※対応機種等、詳細は公式HPよりご確認ください。

インタラクティブ展示「KAWS:PLAYTIME」は、子どものためにKAWSが手がけた体験型のもの。

写真に写る自分の姿がKAWSの代表的なキャラクター・BFFに変身したり、自分で描いた絵をBFFが持ってくれたりします!

もちろん子どもだけでなく、家族やカップル、友だち同士でも参加できます!

動画のなかでBFFと一体化したり、BFFのために絵を描いて、友達とシェアしてみるのも楽しいですね♪

※会場では、混雑時には、どちらか1つのアクティヴィティのみのご案内となります。

 

 

気になるグッズは?

 

「KAWS TOKYO FIRST」では、グッズも見逃せません。本展限定商品やブランドコラボなど、大注目のアイテムが多数登場します!

 

なかでもOBIKAKE編集部がおすすめするのが、「名菓 ひよ子」とのコラボレーション商品です。

 

 

日本人なら知らない人はいない有名なお菓子、ひよ子。そのひよ子の目がバッテンになり、KAWSスタイルに!

かわいすぎて食べるのがもったいないですね。お土産としても喜ばれそうです!

 

 

KAWSのこれまでの活動をたどりつつ、来館者自らも参加できるような展示が目白押しの本展。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本展覧会は入館者数を制限した「全日日時指定制」でのチケット販売となります。公式サイトをよくご確認のうえ、ご来館ください!

 

 

Information:

KAWS TOKYO FIRST

会場:森アーツセンターギャラリー

会期:開催中〜2021年10月11日(月)

開館時間:10:00~20:00

※9月9日(木)は~17:00

※入館は閉館の30分前

展覧会公式サイト:https://www.kaws-tokyo-first.jp

★新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本展覧会は入館者数を制限した「全日日時指定制」でのチケット販売となります。
あらかじめ「日時指定券」を購入してからご来館ください(枚数に余裕のある場合は会場での当日券販売あり)。

 

 

 

 

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本展の招待券を3組6名様にプレゼント!

〆切は2021年8月22日23:59まで!

応募フォー

 

 

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Editor  三輪 穂乃香

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