展覧会レポート
2021.8.31
映画のセットのような美術展
街角のバンクシーを体感できます
寺田倉庫 G1ビルにて「バンクシーって誰?展」が開催中です。
展示風景
世界一有名な匿名アーティスト“BANKSY(バンクシー)” 。
2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額で落札されると、額に仕込まれたシュレッダーで突如作品が細断された出来事は「シュレッダー事件」と呼ばれ、世界中の話題をさらいました。
世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する展覧会です。
会場に世界各地のストリート作品が出現!
世界中に分散するバンクシーのストリート・アート。本展ではテレビ局の美術チームが、バンクシーの活動の舞台であるストリートを会場空間でリアルサイズに再現します。
活動の3大地域と言われるイギリス、アメリカ、そして中東の街並みを、日本にいながら体感できます!
展示風景
会場に並ぶのはバンクシーの代表作からさらに選りすぐられた作品ばかりです。
故郷イギリスのブリストルからロンドン、映画にもなったニューヨークでの活動や自主企画で一世を風靡したロサンゼルス、そして何度も訪れては作品を残し続けている中東。
“映画のセット”のようなリアルな街並みによる、新感覚没入型展示となっています。
また、会場内は撮影OK! バンクシーの作品がある街並みとともに、記念撮影してみてはいかがでしょうか。
プライベート・コレクター秘蔵の作品も来日
街なかや美術館でも通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品も一挙に公開されます。
ペスト・コントロール(バンクシーが設立した認証機関)により本物認定された作品の数々から、バンクシーの足跡とその謎に迫ります。
展示風景
会場でリアルサイズに再現するストリート作品と、コレクター所蔵の額装作品の比較展示は、本展でしか見られない貴重な構成です!
また、キャンバス、段ボール、鉄板、木板、紙、石の彫刻、リトグラフ、ポスター、アルバム・ジャケットほか、バンクシーの作品制作風景を収めた写真を含め、多種多様な表現手法や出展品も見逃せません。
そして今回の注目作品となる、イギリスを代表するファッション・デザイナーで、バンクシー好きとしても知られるポール・スミス氏所蔵の希少な油彩画《コンジェスチョン・チャージ》も必見です!
ストリート・アーティストの次世代として常に注目を集める“バンクシー”。その活動の意味を知るヒントになりそうです。
OBIKAKE gifts
本展の招待券を5組10名様にプレゼント!
〆切は2021年9月19日23:59まで!
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バンクシーって誰?展
2021.08.21~2021.12.05
開催終了
寺田倉庫 G1ビル
※土日のみ日時指定予約制です。
Editor | 三輪 穂乃香