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2021.8.26
世界中の旅人から愛される旅館
澤の屋の魅力を守り伝えるプロジェクト
9月1日から1カ月間、東京都台東区谷中にある旅館 澤の屋にて、「旅館 澤の屋 アート&プロジェクトようこそ『えんぎやど』へ」が開催されます。
旅館 澤の屋とは?
旅館 澤の屋は、民藝品や工芸品を積極的に用いた日本らしい空間づくりを大切にしている、創業70年以上の老舗旅館です。この空間と、ご家族経営のあたたかなおもてなしは、海外の旅行客から特に評価を得ており、これまで92ヶ国、20万人の旅人が訪れています。
プロジェクトの発端
旅館 澤の屋は、コロナ禍で外国人客を中心とした旅行客が大幅に減少し、厳しい経営状況が続いています。
70年以上の館の歴史を守り、今後も世界中の旅行客を迎え、日本のおもてなしができるよう「日帰り貸切風呂」や、テレワーク、読書、お休み場所として利用できる「日帰りお部屋貸し(デイユース)」など、経営を続けていくための新たな取り組みを始めました。
本プロジェクトはこれらの取り組みの1つとして、距離は近いけど利用したことがなかった方や、アートに関心のある新しい客層と繋がることを目指しています。
プロジェクトの主な概要
本プロジェクトは、利用客が減少して静かになった空間を逆手に取り、「アート」と「本」、そして「旅」を同時に楽しめる、普段とは少し違ったサービスを提供します。
―エリカ・ワード、境 貴雄による展示
カリフォルニア生まれ、日本在住の水彩アーティスト・エリカ・ワードと、小豆をモチーフにした作品を発表しているアーティスト・境 貴雄の作品を、館内のあちこちに展示します。
展示作品は、旅館 澤の屋の持つ空気感に共鳴するよう、日本をモチーフに制作。世界中の旅人が残した「気配」や、館を通じて繋がった「ご縁」を想像させる作品を通して館の魅力に迫ります。
―ブックフェア
展示を担当する、エリカ・ワード、境 貴雄によるZINE、「にほんてき、ってなんだ?」をテーマにしたポストコロナのビジネス&カルチャーブック『tattva vol.2』を中心にしたブックフェアを開催。本誌に触れることで、旅館 澤の屋が世界中から愛される理由の一つである「日本らしさ」を考えるヒントが見つかります。
このほか、詳しい情報はプロジェクト公式サイトをご確認ください。
世界中の旅行客から、日本の素晴らしいおもてなしとして高い評価を受けている旅館 澤の屋。
アート、ブックフェアでさらに魅力が浮彫になったこの機会に、足を運んでみてはいかがでしょうか?
Information
名称:「旅館 澤の屋 アート&プロジェクトようこそ『えんぎやど』へ」
期間:2021年9月1日(水)〜9月30日(木)※無休
時間:月〜木 10:00~18:00、金・土日祝 10:00〜20:00、最終日(9月30日)10:00〜18:00
会場:旅館 澤の屋 〒110-0001 東京都台東区谷中2-3-11
展示場所:エントランス、食堂、ロビー、廊下、お風呂、
※旅館 澤の屋をご利用(有料)
入場料:無料
※入浴、デイユース、宿泊には通常の旅館 澤の屋の利用料がかかります。
発信元|OBIKAKE編集部