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2020.1.7
ダ・ヴィンチが描いた夢を実現させる展覧会
東京・代官山にて無料開催中!
代官山ヒルサイドフォーラムにて、ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展が開催中です。
レオナルドが得意とした鏡文字からヒントを得た展覧会ロゴ。黄金比でデザインされているそう!
誰もが知っている巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ。
67年の生涯で残した作品は驚くほど少なく、現存絵画は16点ほどしかありません。しかも、そのうち完成品は4点。その他は、未完成だったり、欠損していたりします。
そこで東京造形大学の学生が、教員の指導のもと、未着色作品に彩色したり、消失部分を科学的根拠に基づいて復元するプロジェクトを行いました。
本展では完成した16作品を世界で初めて公開します。
《ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)》レオナルド・ダ・ヴィンチ
1503-05年頃(その後も手を加え続けたか)パリ、ルーヴル美術館蔵
世界で最も有名な絵画といえる《モナ・リザ》。謎多きこの作品も、あせてしまった空の色などを最新技術により復元。
色鮮やかな風景をうかがうことができます。
上:《最後の晩餐》レオナルド・ダ・ヴィンチ 1495-98年
ミラノ、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会修道院蔵
下:《スフォルツァ騎馬像》レオナルド・ダ・ヴィンチによる初期構想スケッチに基づく 1485-90年頃
言わずと知れた名作《最後の晩餐》。こちらも湿気によるカビやままならない保存で、かなりの部分が剥離してしまっています。
第二次世界大戦では、わずか数メートル横に爆弾が落ち、残っている事自体が奇跡だそう。
このプロジェクトでは、剥離部分は周囲の色で補い、キリストの足先など完全に消失した部分の描写は、レオナルドの弟子たちが残した模写作品を参考にしています。
VRコーナーでは、最後の晩餐の部屋を再現した仮想空間を楽しむことができます。
レオナルド・ダ・ヴィンチによるスケッチに基づく、3DCGアニメーション映像および縮小再現模型12点
こちらは当時の技術では実現不可能だった工学系の発明品の数々。
構想していた巨大建築物の模型なども展示されており、レオナルドの多彩さがよくわかります。
レオナルドが500年前に抱いた夢を実現させようと試みた本展。
一部を除いて撮影することができます。
そしてなんと入場無料、音声ガイドも無料になっています!
無料イベントもいっぱい開催されています。是非足を運んでみてくださいね。
information
展覧会名:ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展
会場名:代官山ヒルサイドフォーラム
会期:2020.01.05〜2020.01.26
公式サイト:http://leonardo500.jp/
Editor | 三輪 穂乃香