ナニソレ
2020.11.6
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.歌仙絵(かせんえ)とは、優れた歌人の和歌とその肖像を表わしたやまと絵の一つです。
平安時代中期、藤原公任(ふじわらのきんとう)が編んだ『三十六人撰(さんじゅうろくにんせん)』にもとづく「三十六歌仙絵」、鎌倉時代前期、後鳥羽院(ごとばいん)が編んだ『時代不同歌合(じだいふどううたあわせ)』にもとづく「時代不同歌合絵」など、多くの歌仙絵が中近世を通じて生み出され、愛好されたといわれています。