ナニソレ
2020.11.27
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.「六歌仙(ろっかせん)」
平安時代前期に生存した僧正遍昭(そうじょうへんじょう)、在原業平(ありわらのなりひら)、文屋康秀(ふんやのやすひで)、喜撰法師(きせんほうし)、小野小町(おののこまち)、大伴黒主(おおとものくろぬし)の6人の歌人を一括していう呼称です。
《古今集》の権威が高まるにつれて、歌仙崇拝が盛んになり、六歌仙にまつわる伝説が生み出され、多くの歌仙絵が描かれるとともに、能・狂言・歌舞伎などの素材とされました。