ナニソレ
2021.4.14
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.ジャン・オノレ・フラゴナール(1732-1802)は、フランスのロココ時代を代表する画家のひとりです。
代表作の《ブランコ》は、ロココ美術最後の輝きを飾る作品でもあります。
今が楽しければいいじゃない!という、享楽的で虚しさに襲われることのない、軽妙なタッチによる絵具の扱いは、のちのロマン主義を予告しているのではないかともいわれています。
本作を依頼したのは、左下にいる男性なんだそう! 男性は、サン・ジュリアン男爵という人物で、ブランコをこいでいる女性は男爵の愛人です。
男爵が女性のスカートを覗き見るように描かれているのも、男爵のリクエストなんだとか・・・。