ナニソレ
2021.4.15
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます!!!
A.「手長」と「足長」は、長臀国(ちょうひこく)と長股国(ちょうここく)に暮らす住人として、山海経(さんがいきょう)と呼ばれる中国の地理書に登場します。
手 長も足長もどちらも裸に素足で、腰布を巻いた姿で描かれているそう!
日本では、平安時代に清涼殿の『荒海障子(あらうみのしょうじ)』にその姿が描かれたのが最古と言われています。
宮中では、手長足長は不老長寿の神様として扱われ、天皇の長寿を祈って描かれたそうです。
また江戸時代には、当時の百貨辞典『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』に、「長臀」「長脚(ちょうきゃく)」として紹介されていたそうです!