ナニソレ
2021.6.20
ナニソレでは、1日1つずつ美術の豆々知識を紹介していきます。
A.八百屋お七
歌舞伎や浄瑠璃で度々取り上げられる、恋にこがれた女性です。
江戸時代中期、江戸市内は火災が多く発生していました。それを象徴するのが八百屋お七です。
それらしい女性が現実に存在していたらしいですが・・・諸説あり、史実で明確にされていません。 お七は火事に見舞われ、近くの寺まで逃げてきます。そこで、寺に勤める男性に一目惚れしてしまいます。 やがて、火が収まり、家に戻るお七。でも、寺で会った男性のことが忘れられません。 「そうだ、もう一度火事を起こせば会える!」と思ったおお七は放火をし、もう一度愛しい人に会おうとします。 ちなみに当時、放火は大罪でした。お七は当時の法律により火あぶりの刑で処刑されました。